尿路結石の強い痛み
男性で急に腰~背中~下腹部にかけてみられる強い痛みや血尿を自覚された方は尿路結石の可能性が高いので早期の受診をお勧めします。
尿検査と尿路の超音波検査を行って診断をつけます。
超音波検査でもうつらないほどのサイズだった場合にはCT検査(神奈川病院で撮ってもらいます)を追加で行う場合もあります。
大きさが10㎜未満の場合は自然排斥を待つ保存療法になります。
保存療法では引水の励行(2-3L/日)、運動、排石促進のための内服が主な治療方法になります。
もちろん痛みがありますので、適宜使用できる痛み止めも併せて処方します。
10㎜以上の場合には積極的除去法(手術など)の適応になりますため、手術が行える病院への紹介となります。
尿路結石は場合によって腎臓と膀胱をつなぐ尿管を詰まらせてしまうことがあります。(嵌頓といいます)
その場合は放っておくと水腎症から人語正球性腎障害、尿毒症と腎臓に不可逆のダメージを与えてしまうことがありますので、早期の治療開始が望ましいです。
実際に排石されたあとは、石の成分を調べることで予防可能なものかどうかを確認しますので、採取できた場合は次回の受診時に持参してください。