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脂質異常症

脂質異常症

 脂質異常症とはLDLコレステロールが140以上、HDLコレステロールが40未満、中性脂肪が空腹時採血で150以上、または随時採血で175以上、non-HDLコレステロールが170以上のいずれかの状態とされています。

 

当院では脂質異常症の中でも高コレステロール血症という病名、つまりLDLコレステロールが180以上の場合に投薬治療を検討します。

 

 高コレステロール血症は単独で何かの自覚症状が出ることはありません。

 

しかし、放置しておくと心筋梗塞などの冠動脈疾患、脳梗塞の発症リスクが上がります。

 

これらの疾患は高コレステロール血症以外に高血圧や糖尿病などの疾患や喫煙、肥満などのリスク因子が重複しているほど発症率・死亡率が増加するという研究結果が出ています。

 

 高コレステロール血症は生活習慣の改善(BMIを25以下に抑える、脂質の摂取を制限する、食物繊維の摂取を増やす、肉類を控えて、魚の摂取を増やす、ナッツ類の摂取を増やす、1日30分/週に150分以上の有酸素運動を行う、)だけで数値の改善が見られないことがあります。これは体質によるものが大きいためです。

 

その場合は内服治療を始めます。

 

 内服治療開始後は定期的に採血を行い、数値の変動を確認していきます。数値が改善・維持できていれば徐々に減量していき、休薬することが可能な場合があります。

 

そのためにも生活習慣の改善と内服治療を併用していきましょう。

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