ひとつ医療現場の利便性が向上させることができました
院長が前任地のがん研有明病院で関わったお仕事で ”光線力学診断用剤「アラグリオ顆粒剤分包 1.5 g」「アラグリオ内用剤 1.5 g」の用法変更に関する一部変更承認取得" というものがあります。・・・少し聞いてもなんだかよくわからないことと思いますが、これは「膀胱がん手術における術中腫瘍同定補助」に役立つ 5-アミノレブリン酸(商品名 アラグリオ)の内服タイミングを、より柔軟にさせ、患者さんや医療従事者双方にとって利便性を向上させる変更(=改善)です。
具体的に言うと、これまでアラグリオは手術開始 2-4 時間前に内服しなければならなかったのですが、これが 2-8 時間まで投与可能となり、非常に病棟がやりやすくなりました(手術開始時刻にかかわらず朝一番でこのおくすりを内服できるため)。
こういった仕事は地味ですが、日々の臨床に大変役立ちますし、現場の負担軽減に繋がります。
PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構、医薬品の承認などを一括して行う組織です)から 2024 年 9 月に発行された承認品目だけで 34 個もあるのですが、このなかのひとつとして採用される仕事に関わることができたというのは光栄なことです。開発の中心となった SBI ファーマさんやともにデータ取得に尽力した全国の泌尿器科先生方に感謝します。
最後に宣伝を。この 5-アミノレブリン酸、睡眠補助や体力増進などを目的としたサプリメントとして使用できます。院長は 45 歳を過ぎた頃から眠っても 4 時間くらいで目が覚めてしまっていたのですが、これを使用してから 6 時間は続けて眠ることができるようになりました。もし興味がある方は一度どんな効果があるか、当院スタッフや院長にたずねてみてください(^^)