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ドライフルーツと 2 型糖尿病についての報告を紹介

[2024.08.18]

昨日に引き続きドライフルーツについての話題です。

ドライフルーツはカロリーが多いと言われます。ではどの程度なのでしょうか。

通常、日本における 1 日の果物目標摂取量は 200 g とされています。これはミカンなら 2 個、リンゴなら 1 個、イチゴなら 12 個くらいです。それぞれ 100 kcal、150 kcal、100 kcal くらいなのですが、ドライフルーツは同じ分量をとると 3-4 倍のカロリーになってしまいます。

ですので単純計算すると上記の 1/3 くらいの分量で十分、ということになります。しかもドライフルーツは食物繊維が多く含まれるため、満腹感が得られやすくなっており、いわゆる「腹持ちがよい」です。ヨーグルトのお供や非常食として(1 年は問題なく保ちますので)の備蓄用食品として優秀かと思います。

さて、少し学術的なハナシをしましょう。

ドライフルーツ摂取は上記のようにカロリー過多につながる可能性があります。そこで中国・西安交通大学の Jianbin Guan 氏らが行った臨床研究を紹介します。

彼らは英国のバイオバンクに登録された 50 万例の臨床データを用いてドライフルーツ摂取に関連する遺伝子データを解析し、2 型糖尿病発症との関連を検討しました。結論は「ドライフルーツの摂取は 2 型糖尿病の発症リスク低下と関連する」というもので、この結果は、Nutrition & Metabolism 誌の先月号に報告されています。

こういった大規模データを用いた研究は患者さんひとりひとりに単純に当てはめられないので解釈に注意が必要ですが、ある特定の食物摂取自体が 2 型糖尿病の発症リスクと関連するわけではない、という点は前提としてよいと思われます。

どんな食べ物やサプリメントも偏って消費するのではなく少しずつ日頃の栄養やビタミン/ミネラルなどを補うつもりで使うのがよいでしょう。

・・・というわけで当院のクランベリー入りドライフルーツ、是非よろしくお願いします^_^

 

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