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先日同学年で院長と同じ頃に開業した先生と情報交換してきました\(^o^)/

[2024.12.11]

泌尿器科に来られる患者さんのうち、多くを占めるのが排尿障害です。ただ、排尿障害といってもその原因というか病態は非常に多岐にわたります。

そのなかで "神経因性膀胱" とよばれる病態があります。定義すると「脳血管障害、脊髄障害、神経変性疾患などの中枢、末梢神経の変化が原因となって発症する下部尿路機能障害の総称」となりますが、よくわかりませんよね。解説します。

・脳血管障害とは脳梗塞や脳出血など、脳内の血管に関わる病気の総称です。

・脊髄障害とは脳から連続して脊椎内に存在する中枢神経である脊髄に起こるなんらかの障害です。腰椎圧迫骨折などにより脊髄そのものやそこから伸びている末梢神経が障害をうけることがあります。

・神経変性疾患とはホーキング博士で有名な筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病など、脳や脊髄にある神経細胞のなかで,ある特定の細胞が(一般的にはゆっくりと徐々に)障害を受ける病気です。

一般的にこういった病気は患者さんの生活の質にきわめて大きく影響しますが、この影響のなかに排尿障害が含まれることがあります。ですので泌尿器科の症状で来られる患者さんのなかに少なからずこういった神経学的な疾患を抱える方が含まれています。

そのような疾患に対するエキスパートが神経内科の先生方で、先日当院からクルマで 5-6 分のところ(渋沢駅近くの 246 号沿い)に昨年開業された くまざわ脳神経・内科クリニック を開業された 熊澤 竜哉 先生と会食させていただく機会を得ました。いつも当院で神経内科疾患が疑われる患者さんのことで相談に乗っていただき、紹介させていただくと丁寧に診てくださる先生です。

偶然にも院長と同じ 1976.4-1977.3 年度の同級生で、共通の友人もいたりして大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

同じ開業医であってもその専門性は各施設の医師によってだいぶ異なります。医師ひとりで十分な診療が提供できない、と感じるときは熊澤先生のような "しっかりと患者さんを診る" という志をもつ先生方のお力添えをいただきなるべくこの地域で診療を完結できればと思っています。

熊澤先生今後とも宜しくお願いします(*^^*)

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