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医療に不可欠な数学の分野とは

[2024.04.26]

学生時代から数学が苦手でした。以前にも書きましたが高校入学当初から 2 年間文系だった院長は、現代文・古文・漢文と日本史・世界史、さらには英語で点数を稼いで理系科目は平均点くらい、というスタイルで勉強してたので、数学・理科からなるべく逃げていました。

しかし、医学部志望に転じて急遽数学が最重要科目になり、「とりあえず一番数学っぽくないところを得意になろう」と思い、特定の分野に力を入れて勉強することにしました。

院長の高校時代、数学は「数学 I」「代数幾何」「基礎解析」「微分積分」「確率統計」の 5 分野に分かれておりましたが、このなかで院長が頑張ったのはどれだと思いますか?

・・・答えは最後の「確率統計」で、これはあまり積み重ねが必要ではなく、問題数をこなしていろいろなパターンの解法を覚えてしまえば比較的得意になりやすい分野だった記憶があります。

医者になり、数学から開放されたと思ったらまさにこの「医療統計」が多くの論文でかなりのウエイトを占めることを知り、統計をやっていて良かったと感じました。

しかしながら医療統計は "JMP" とか "EZR" などの優れた統計ソフトを使用すれば、「データさえしっかり入れればあとはソフトがいろいろ出してくれる」もので、本当の意味や仕組みがわかっていなくても乗り切れてしまうところがあります。

そこで昨日学会で統計専門の先生のレクチャーを聴いてみました。非常にかみくだいてわれわれ臨床医に統計の仕組みを教えてくださり、日々読んでいる医学論文の「中身」をより深く理解することができた気がします。

統計を知るとメディアやコメンテーターの「ウソ」がわかるようになりますし、様々なデータをみたときにどこに注目すればよいかが想像できるようになります。是非医療を仕事にしていないひとも最低限しっておくべきだと思いますので、高校とはいわず、小中学時代の早いうちからリテラシー向上のためにも統計の授業をなるべく学校教育に取り入れてもらいたいですね。

 

 

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