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新規開業の指導を受けてきました

[2024.05.24]

当院は保険診療を主に行っております。

一部認められている自費での診療(ED についてのカウンセリングや投薬など)も行っておりますが、当院の医業収入についてはかなりの部分を保険診療報酬が占めています。

この保険診療で収入を得るためには、窓口での患者さんからの支払い(いわゆる「3 割」とか「2 割」とかのあれです)で一部を頂き、残りの 7 割なり 8 割なりについては診療報酬として、保険を使ってよいかどうかを審査する審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険団体連合会)に請求します。

そこで当院が適切な医療・クリニック運営を行っているかどうかを評価され、不適切(たとえば軽症の血尿症状で初診された患者さんに検尿や超音波検査などを行わずにいきなり膀胱内視鏡を行うと、診療の段階を踏んでおらず不適切(過剰診療)とみなされたりすることがあります)と判断されたりするといわゆる「保険を切られる」ことになります。内視鏡ひとつとっても消毒薬・潤滑/鎮痛のためのゼリー・膀胱内注入用の生理食塩水・生理食塩水を注入するための点滴回路・看護師の人件費・さらには内視鏡のリース料金など、様々なコストがかかっていますので、「切られ」てしまうと医療施設としては大きな経済的損失になります。

・・・となると、保険では日本全国どこで行ってもある程度平均的で妥当なレベルの診療が受けられる、ということになり、これがわが国の「国民皆保険」制度(=国民全員がある一定のレベルをどの地域でも受けられる)を支えています。

本日午後は院長不在でしたが、これは上記太字を評価されるために横浜の関東信越厚生局の神奈川事務所まで行ってきたためです。

開業して 1 年間の診療内容を評価され、保険請求について改善点を指摘・指導されるという 1 時間くらいの場なのですが、様々なことについて指摘を受けました。それをここで記載することはしませんが、今後も世界に冠たる日本の素晴らしい医療制度を適切に維持していくために、早速本日から修正すべき点は正していこうと思います。

開業して 1 年、「患者さんのため」が医療機関の使命と考えて猪突猛進でまいりましたが、今後は少し落ち着いてまわりもみながら「社会的に妥当な医療」・「クリニックの健全な経営」について少し脇目でチラ見しつつ今後も診療を行ってまいります。

こういった「お上(おかみ)」の指導はあまり慣れていないのでなかなか緊張しましたね・・・。何回も受けたいものではないです。診療をお休みにしなくてはいけないし。

とりあえず午後代わりに診療を担ってくれた水田先生ならびにいつも支えてくれるスタッフの皆さんに感謝です(_ _)

写真掲載について水田先生の許可をいただいております。

 

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