メニュー

最近患者さんから頂戴したものーその 3

[2024.03.18]

フラワーセラピーと呼ばれる治療があります。

これは花やハーブを用いて心とからだの調子をを整えるもので、医療機関や介護施設で少しずつ取り入れられています。これらの植物は見て安らぎ、においを楽しみ、触れて落ち着くことなどできるので、様々な知覚から特に精神的な安定を得ることにつながっていきます。

泌尿器科領域では植物、特に花粉のエキスを用いたロングセラーの治療薬があります。「セルニルトン」という薬です。これは「セルニチンポーレンエキス」という一般名で、慢性前立腺炎(前立腺に炎症が起こり、骨盤部の痛み・違和感・不快感が主症状でときに排尿障害や射精時の違和感、勃起障害など泌尿器生殖機能に関する障害もともなう、生活の質に大きく関わる疾患です)に対して頻用され、1969 年に販売開始しているのでなんと 55 (!) 年もこの疾患の第一選択薬であり続けている、地味ながら重要な薬です。比較的若い方で上記のような症状を訴えて来られた場合はこの薬を使ってみると症状大変楽になるケースがよくみられます。

先日患者さんのご家族から素晴らしいお花をいただきました。残念ながら花は匂いや虫の問題があり、待合室に置くのは難しいのですが、幸い当院に花に対するアレルギーを持っているスタッフがいないので、休憩室でわれわれにとっての "フラワーセラピー” として活躍しております。

きれいですねぇ。

 

HOME

最新の記事

手技や手術を十分理解したあとならテクニカルタームは空気のような存在になって自然とクチから出てきますが、外科系の診療科だとそうなるまでに最低 5-6 年くらいかかるんではないだろうか。
X であるツイートをみていたら「むかし自分が若手のとき味わった "テクニカルタームの壁" もまあ無いと困るんだなぁ」と思った件。
医工連携がどんどん進んで新たなパラダイム・シフトがこの日本から生まれてほしい、と強く願うエピソードを最近知りました。
今週月曜日から東京医療センターより当院に女性の若手先生が研修に来てくれていますが患者さんとの会話がスムーズで大きな戦力となっています。
前立腺がん検診についてはいろいろな立場からみた考え方・意見がありますが泌尿器科医としては多くの方に受けてほしいと思います。
いちどやってみるとまあ面白いですがあまりこれを重視すぎると落とし穴にハマりそうな性格タイプテストを受けてみました。
免疫についてずっと日本・世界の最先端を走り続けているスゴい双子の先生方と剣道稽古をつけていただくという幸運をアタリマエのように感じていた学生時代。
凡人が初めて英語の論文を書くには上の先生からの大いなる助けが必要です(スゴいひとは不要かもしれませんが)。
院長がはじめて英語で臨床の原著論文(臨床データからひとつの知見についてまとめたもの)を先輩に指導されて書いたのが炎症マーカーに関するものでした。
論文をじっくり読むときはどうしても PDF のままだと疲れてしまうのでプリントアウトしてしまうので、まだまだ完全デジタル化というのはちょっと慣れない院長です。

ブログカレンダー

2025年7月
« 6月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME