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泌尿器科漢方研究会に出席してきました\(^o^)/

[2024.06.22]

本日神戸で開かれたタイトルの研究会で症例報告をいたしました。

演題名は「LOH 症候群の “不定愁訴” とされた諸症状に半夏白朮天麻湯が奏効した 1 例」で、加齢による男性機能低下症状をきたした患者さんに、実は男性ホルモンだけでは説明できない種々の症状が潜んでいましたが、それらを漢方 1 つの方剤で改善できた、という内容です。

1 例報の発表をするのはだいぶ久しぶりなのですが、たった 1 例でもその患者さんの病態や症状を深堀りしたことは大変勉強になりました。われわれ臨床医にとって患者さんはまさに「生きている教科書」で、特に漢方は「病因」をなおすのではなく「病人」をなおすアプローチなので、1 例 1 例の積み重ねが泌尿器科漢方医療に重要、と改めて感じました。

ただし西洋薬と異なり漢方薬は、「体のなかでどこにどのように効いているかわからない」という至極真っ当な指摘もあり、なかなか国内外で広く受け入れられていないのが現状です。これについては、今後自分も含めた漢方を使用している医師がエビデンス(ある治療や検査を行うための根拠となりうるようなデータや臨床試験結果)を積み重ねるための努力を続けていくことが必須です。泌尿器科分野についてはこの泌尿器科漢方研究会が中心となって新しい臨床試験を立ち上げていくことが必須と思いました(すでに大阪大学の先進融合医学共同研究講座など、多くの教室が取り組んでいますが、さらに広く大きく発展させる必要がありますね)。

写真は同じ 2001 年卒、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器科学講座 講師である 松尾 朋博 先生と院長です。松尾先生は排尿障害研究のエキスパートで、いつも面白いスライドでわかりやすくプレゼンをされる先生です。本日もワークショップで講演されており、大変よい刺激をいただきました。

(写真掲載について松尾先生の許諾をいただいております)

 

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