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近未来における音楽ライブと手術についての共通している点があるのではと勝手に考えている院長。

[2025.09.26]

院長は仕事をするときやこのブログなどの書き仕事をするときはほぼ 100% 音楽をかけています。脳科学的にはマルチタスクよりもシングルタスクのほうが効率が良く、基本的に「ながら勉強」や「ながら仕事」は効率が落ちると言われています。音楽をかけるならヒーリングミュージックやクラシックのほうがはかどることなどは分かっているのですが、どうしても自分が好きな音楽をかけてしまいます。

そして聴く音楽はいろいろです。昔の洋楽(YouTube の履歴で辿ってみると オアシス ⇒ ザ・スミス ⇒ プライマル・スクリーム ⇒ スマッシング・パンプキンズ ⇒ ブラー ⇒ ストロークス ⇒ ヴァーヴ ⇒ ステレオフォニックス ⇒ スーパーグラス ⇒ ストーン・ローゼズ ⇒ ローリング・ストーンズ ⇒ ピンク・フロイド ⇒ マンサン ⇒ レディオヘッド ⇒ マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン ⇒ ソニック・ユース ⇒ ジーザス&メリーチェイン ⇒ ・・・(以下エンドレス)でした)が多いのですが、これらのバンドは大学時代に歌詞カードをあまりにも熟読しすぎたせいで歌ってしまいたくなってしまうのです。歌がヘタなくせに。そして歌ってしまうともう仕事になりません。YouTube で無限に観られるミュージックビデオの沼にハマり、効率がガタ落ちになります。

自分が学生時代から聴いている くるり・ナンバーガール・ミッシェルガンエレファント・スーパーカー・サニーデイサービス・中村一義・グレイプバイン・ゆらゆら帝国・椎名林檎 なんかも危険です。歌が始まってしまうので。林檎先生の『無罪モラトリアム』なんて何万回聴いたかわかりません。今は昔の CD という媒体で。

そんなこんなで少しずつ最近の邦楽も聴いています。 ハク。 崎山蒼志 羊文学 Vaundy あたりでしょうか。ちょっと別格で聴き惚れてしまうのはサカナクション。本当に YouTube や Spotify で音楽に浸れる今の時代は素晴らしいですね。御茶ノ水のディスクユニオン(中古 CD 屋さん。ググって今も御茶ノ水にあることを確認して嬉しくなりました)で何時間も吟味しながら自分が好きかまだわからない CD をものすごい時間をかけて選んで買っていたあの大学時代の何百時間と百◯万円(推定)はなんだったのか。まあそれはそれで Kindle よりも本屋のほうが楽しい感じでよいのですが。  

そんな最近、ある会社の MR さんから自分も大好きな音楽ジャンル、"シューゲイザー" というカテゴリーに一応現在ではとらえて良さそうなバンドを教えてもらいました。Moritasaki in the pool kurayamisaka cephalo Beachside talks きのこ帝国 揺れるは幽霊。どれもライブ映像もアップされており、生演奏を聴くことができましたが、なんか皆若いのに上手い。あと MV が「カネはそんなにかけていないけど目が離せない」感じで魅せますね。

これらに共通するのは轟音のようなギターサウンドに、どこか懐かしさや日常の憂いを感じさせる歌詞と旋律が重なり、単なるノイズのフックにとどまらない “叙情性” みたいなところでしょうか。あとヴォーカルの方々の声にすごーく透明感があります。そびえる壁のようなギターの中にこういった声音が入ると "楽器としての声" が一層際立ちます(それぞれのバンドに数え切れない個性があるのですよ。こういったかたちで "十把一絡げ" にするのはとても無理があるのですが、所詮は音楽専門ページではなくてクリニックブログですから "あえて" やっていますので、ねんのため)。こいうった若い才能がどんどん出てくることに感謝して院長は今日も地味レセプトの整理を行ったりしています。

院長はどんなに AI が進歩しても腹部外科手術を AI がはじめからおわりまで完遂できるにはあと 50 年以上かかると信じているのですが、音楽に関しても(特にリアルバンドのライブ感に匹敵するには)そのくらいかかるのでは、と思っています。というか、やっぱりライブはちゃんとヒトが演奏して公式音源にはないアレンジとかドラムのオカズなんかを味わいたいなぁ。

今の音楽好きの若いひとたちがどう思っているか今機会があったら聞いてみたい。

・・・つくづく来月来日するオアシスのチケット取れなかったことが残念でならない。いつかまたツアーしてください。ノエルとリアムさん。

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