院長の専門からしてどうしても興味が湧いてしまう 1 日に 5-6 回はお世話になる空間。
代々木深町小公園という、小田急線で当院最寄り駅の渋沢駅から一本、代々木八幡駅前の公園に行ってきました。この公園は広大な代々木公園と井ノ頭通りを挟んで隣接しており、都会のオアシス的な豊富な緑が訪れたひとを癒やしてくれます。なぜこの公園に行ったかというと、渋谷区立の公園でありながら、ここには "最先端のトイレ" があるからです。
"THE TOKYO TOILET"(https://tokyotoilet.jp/yoyogifukamachi_mini_park/)というサイトがあるのですが、そこで紹介された文章をお借りすると、
公共のトイレ、特に公園にあるトイレは、入るとき2つの心配なことがあります。一つは中が綺麗(クリーン)かどうか、もうひとつは中に誰も隠れていないかどうか。新しい技術で作られた鍵を締めると不透明になるガラスで外壁を作ることで、トイレに入る前に中が綺麗かどうか、誰もいないか確認でき、その2つの心配をチェックすることができます。そして夜には、美しい行灯のように公園を照らします。
このトイレは 坂茂 さんという建築家によるもので、外からみると半透明でありながら、中にひとが入ってロックをかけると外枠が不透明になる、というスタイリッシュなつくりになっています。院長は泌尿器科医。泌尿器科医はトイレが好き、というわけではありませんが、仕事中や買い物中など、ひとが他の人からの目を逃れ、"素の自分" になれるほんのわずかな時間がトイレにいるときです。なるべく快適なトイレはいろいろみておきたい、ということで、興味があるところはなるべく行ってみるようにしています。
院長が小中学校時代を過ごした茅ヶ崎市には "TOTO 茅ヶ崎工場" があり、当時茅ヶ崎小学校 4 年生は全員その工場を見学に行ったものです。当時はまだシャワートイレは一般的ではなく、かろうじて温かくなるタイプの便座が使われていたくらいかと思いますが、見学のときに見たトイレはいずれもなんだかすごい機能がたくさんあった記憶があります(当時我が家はビデオもなかったので "なんだかボタンがいっぱいついている" トイレがすごく未来的にみえました)。
最近は TOTO さんだけでなくいろいろなトイレの会社が "新しいトイレ" を展開しており、「使うたび除菌・汚れつきにくさを追求するタイプ」「わずかな水量で洗浄可能、環境負荷軽減の節水タイプ」「小型センサーやカメラ、尿/便の分析機能を備え、排泄から “健康モニタリング” への応用へとつながるスマートトイレタイプ」など、洗浄便座の機能だけでなく、便器そのものの形状・洗浄方式・清掃機能・デザインまで含めた “トイレ全体のハイテク化” が進んでおります。当院のトイレを設置に来られた TOTO 社員の方が、日本のトイレは海外の富裕層が家を建てるときに高い確率で導入されることで有名ですので自信を持っています!とおっしゃっていました。
なぜ日本でトイレが発展したのでしょう。よくいわれるのが日本人の「清潔志向」「おもてなし精神」。こういった、われわれに日本人に根付いた考え方がトイレにおいても高機能・高衛生を目指す原動力になってきた、というもの。確かに。さらに最近は集合住宅の普及、公衆衛生への意識、そして便器交換・水道料金・環境負荷への配慮から、「節水」「掃除のしやすさ」「快適性」など、より高次の価値観が求められるようになってきている気がします。
院長も日本で診療をしている以上、"日本の国民性に合致し、さらにその上をいくようなプラスアルファ" を意識して診療はもちろん、クリニックの環境整備を行っていきたいと思っております。幸い当院は(院長はあまりモノ選びのセンスがないのですが)師長が機能性・デザイン性双方を兼ね備えたグッズ選びに長けています。ふたりで協力して引き続き院内での時間を少しでも過ごしやすくできるように、(ときどきは今回のようにいろいろ見学とかして刺激をもらいながら)努めてまいります。
写真は院長が訪れたときの代々木深町小公園。残念ながら整備中で「半透明のすがた」は見られずロックの有無に関係なくずっと不透明でした。
