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院長ももうすぐ 50 歳なので人生において "新しく生まれ変わる" 時期に来ているのかもしれません。

[2026.03.02]

昨日に引き続きメンズヘルスの話題を。YouTube で「男性更年期」と検索してみると「うつ病との鑑別」「どう乗り越えるか」「症状とその対策」など、まるで更年期が悪いもので若い頃に戻るのがよいような感じで記載されているように思ってしまいます。ただ、"更年期" という言葉はもともと漢語として古くからありました。

このコトバ、まずは分解してみましょう。

「更」は「改まる」「あらたまる」「交替する」という意味。
「年」はそのまま年齢。
「期」は時期。

つまり本来の語義は「年齢が改まる時期」「人生の段階が切り替わる時期」という、とてもニュートラルな言葉で、もともとは人生の節目を表す一般語でした。医学的に「更年期」という言葉が使われるようになったのは近年のことで、英語の “climacteric” や “menopause” の訳語として定着しました。訳したのが誰なのかは存じませんが、“climacteric” はギリシャ語由来で「人生の階段の一段」という意味です。「人生は階段で、ある段差がくる」、というイメージでしょうか。

本来の意味を忠実に考えれば、「更年期」は「ホルモン環境が変化し、人生の段階が移り変わる時期」という極めて自然な現象です。ところが最近は「女性はにとっても、男性にとっても "心身の様々な不調" を自覚する時期」というネガティブなニュアンスが前面に出てしまっているように感じます。本来は “変わる” という中立的な概念なのに、私たちはそこに「つらい」「終わり」「衰え」といった物語を付加してしまっています。

ヒトは確かにホルモンにコントロールされる面がありますが、それはあくまでも「一部」です。年齢を経ればカラダは変わります。当然社会的な役割も変わります。そしてそれにともない価値観も変わります。さらにパートナーとの関係や食事・運動・睡眠などの生理現象も変わっていきます。更年期とは、単なるホルモンによるイベントではなく、"人生の再編集期間" ととらえるとよいのかもしれませんね。

さて、前置きについて書いてきましたが、ちょっと長くなってしまいました。男性ホルモン(=テストステロン)の特徴についてはまた明日書いてみますね(^^)

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