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2010 年の国際学会直前に起こった火山噴火

[2024.10.30]

2010 年、バルセロナの欧州泌尿器科学会に参加したのですが、この学会はなんと予定参加者の半分くらいしか来場できませんでした。

以下、Wikipedia より。

"2010 年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火"

2010 年 4 月 14 日に始まった活動から噴火は第 2 段階に入り、2010 年 4 月 15 日から 20 日にかけてヨーロッパの IFR 空域の大部分を閉鎖に至らしめた灰雲を生じさせた。その結果、ヨーロッパの地域内での航空便だけでなく、地域外からヨーロッパへの、またはヨーロッパから地域外への、多くの航空便がたいへんな規模でキャンセルされ極めて重大な状況を引き起こした。(以上は https://ja.wikipedia.org/wiki/2010%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%A4%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%99%B4%E7%81%AB から引用)

 

この噴火により日本からも北まわりでヨーロッパに入る航路が使用できなくなり、当時所属していた東京医科歯科大学のスタッフも半分くらい「成田から飛行機が飛ばない」という、いかんともしがたい理由で参加を断念することとなってしまいました。

院長は飛行機が止まる 1 日前になんとか訪欧できたのですが、会場に到着したらこんなことになっていました。

・各セッションで参加者が少ないため、チェアマンが「ひとり 2 分の発表予定だったが、5-6 分は喋ってくれ」と(2 分のプレゼンテーションを完璧に覚えていた者にとっては)きびしいアドリブを当日求められる

・准教授(現 埼玉医科大学総合医療センター 泌尿器科主任教授の 川上 理 先生)の発表をかわりにやってくれ、と急遽依頼される

・ポスターを眺めていたらスペイン地元のマスコミ(ローカル TV だった)から取材を依頼され、なんとか英語で対応する(夕方ニュースで使ってくれました)

英語はもともと好きで得な方だと自負していましたが、このときの突然のトラブルたちに完全に対応することはできず、特に川上先生のプレゼンは(付け焼き刃の知識で本番に臨まざるを得なかったので)グダグダでした。

しかも帰国時の飛行機も通常の航路は使用できず バルセロナ ⇒ アムステルダム ⇒ 成田 だったと思いますが、急遽南回りで帰国せざるを得なくなり、バルセロナ ⇒ チュニジアで一泊 ⇒ カタール ⇒ 関西国際空港 ⇒ 羽田 というかなりの遠回りを強いられることに。

さすがにこのときの航空券代は大学があとで支払ってくれました。めったにない自然災害でしたが、アフリカ(チュニジア)に初めて上陸したり、カタールで息を呑むほど美しい空港内の照明などを見ることができたりと、仲間と一緒の旅でしたので今ではよい思い出です。

写真はカタール空港でトランジットしているときの待ち時間。同期の吉田宗一郎先生と。

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