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ご挨拶

2023 年 4 月より秦野北クリニック院長に着任した 駒井 好信 と申します。

少し長くなりますが、自己紹介をいたします。

わたしは神奈川県で生まれ育ち、東京医科歯科大学を卒業したのち 20 年以上、泌尿器科を専門とし、その最前線の現場で臨床・研究に取り組んで参りました。

医師 2 年目に茨城県で当時(2024 年 2 月時点でも)最多の病床数を誇っていた土浦協同病院に入職して様々な疾患について多くの臨床経験を積んだあと、本邦で最も歴史あるがん専門病院、癌研究会付属病院で恩師である 福井 巌 先生の薫陶を受けました。

その後は東京医科歯科大学の大学院に進み、木原 和徳 教授(現 名誉教授) と当時講師でおられた 藤井 靖久 現教授(2023 年 4 月より東京医科歯科大学病院長)による親身なご指導のお陰で、腎がんの特に転座型と呼ばれる、若年者を中心に発生することしか当時は知られていなかったサブタイプについての研究を行いました。幸いその臨床的特徴や頻度について世界で初めて報告することができ、2024 年 2 月現在、その論文は世界中で 250 回以上引用されています。

この頃には自分の診療における中心を「がん」と定め、12 年間、国立がん研究センター東病院・がん研究会有明病院という、がんについては国内最高峰の施設で手術・周術期診療・薬物治療・ときに緩和医療などを含めた患者さんの全身管理を行ってまいりました。そのなかで、がん研究会有明病院 現副院長である 米瀬 淳二 先生を始めとする先輩の先生方にご指導頂き、また一方で学生時代・大学研修医の同期で現在東京医科歯科大学泌尿器科の准教授である 吉田 宗一郎 先生をはじめとする様々な先生方とともに学び、研鑽を積むことで、がんに関する論文を 80 篇以上(共著を含みます)発表する機会に恵まれました。

がんは言うまでもなく現在わが国で死因トップの重要な疾患です。この疾患と向き合うためには患者さんの年齢・性別・体力・併存症はもちろん、性格・趣味・嗜好など、ひとりひとりに合った診療戦略が必要です。そのために最も重要なのは対話によるコミュニケーションであると日々実感し、可能な限り患者さんの話を聞き、生活を知り、考え得るベストの診療を提供できるよう努めてまいりました。

その中で、西洋医学のみでは対応できないような病態も経験しましたが、そういった場合はわが国で独自に発展してきた東洋医学的手法(漢方など)を積極的に取り入れ、様々なアプローチで患者さんの治療を行ってまいりました。現在はプライマリ・ケアに必要な日々の勉強のほか、漢方診療に関する最新の知見や技術についての研鑽を積むため、東海大学東洋医学教室のご厚意で週に 1 回程度、同医学部付属病院の外来診療に参加しております。

泌尿器科は、内科的な薬物治療や外科的な管理はもちろん、内視鏡を含むエンドウロロジーと呼ばれる領域や緩和医療に小児など、本当に広い範囲をカバーする診療科です。そのような幅広い患者さんに対応できる診療科で医師として成長することができたことを、これまで自分が関わることができたすべての患者さんや医療スタッフ、また家族に感謝して、今後は培った知識と技術を「町医者」として活かすべく、開院後 39 年目を迎える歴史ある秦野北クリニックを承継し、泌尿器科専門医とプライマリ・ケア医の「二足のわらじ」で診療にあたりたいと考えております。

よろしくお願いいたします。

院長 駒井 好信

略歴

1977年 藤沢市に生まれる
1995年 神奈川県立湘南高等学校卒業
2001年 東京医科歯科大学卒業、同大学病院研修医
2002年 土浦協同病院泌尿器科 医員
2004年 癌研究会付属病院泌尿器科 シニアレジデント
2008年 東京医科歯科大学泌尿器科 医員
2011年 東京医科歯科大学大学院卒業
国立がん研究センター東病院 泌尿器・後腹膜腫瘍科 医員
2017年 がん研究会有明病院 泌尿器科 医長
2023年 秦野北クリニック開業

所属学会・資格

  • 日本泌尿器科学会(専門医・指導医)
  • 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会(腹腔鏡技術認定医・ロボット手術プロクター)
  • 日本内視鏡外科学会(腹腔鏡技術認定医)
  • 欧州泌尿器科学会 (Active International Member)
  • 日本東洋医学会
  • 日本プライマリ・ケア連合学会
  • ベストドクターズ社認定 ベストドクター 2022-2023
  • 東京医科歯科大学臨床准教授
  • 東海大学腎泌尿器科非常勤医師
  • 日本医師会認定産業医

 

院長の趣味など

  • 読書(特に日本史が好きです。小説・評論・エッセイはもちろん漫画でも図鑑でも、紙媒体でも Kindle などの電子媒体でも何でも読みます。また、生きている間になんとか小説デビューしたいという夢をもっています)
  • 1960-2000 年代の音楽を聞くこと
  • 日々 8,000 歩以上歩くか走ること 
  • キャンプなどアウトドア活動(災害医療における初期対応の訓練として 2024 年より少しずつ勉強中です)
  • 剣道四段(2025 年中に五段取得を目指しています)

 

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