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当院の特徴

泌尿器科がん診療を専門にしていました

院長は日本の 2 大がん専門施設といわれる、がん研有明病院・国立がん研究センターでスタッフとして16 年にわたり診療してまいりました。主治医として担当した症例はすべて記録し、全身麻酔手術(前立腺全摘・腎部分切除・膀胱全摘など)を計 1380 例(助手としての手術参加を含めると 2480 例)、がん薬物治療を 520 例経験し、セカンドオピニオンとして 361 例、患者さんの相談を受けました。特に手術については泌尿器科がんの標準手術はもちろん、消化器外科・婦人科・形成外科・整形外科など関連する他診療科との合同手術も積極的に行い、がん専門施設ならではの局所進行がんに対する治療を科内で最も多く担当しておりました。

それらの経験に基づき、火曜日午後はセカンドオピニオン外来として主にがん診療に関する相談を受け付けています。相談内容としてよく聞かれる内容を公式 YouTube に順次アップして参りますので是非参考にしてください。

セカンドオピニオンは医療・医学に関するものであればどんな相談でも引き受けます。例えば医学部受験を考える高校生の方やがん専門施設での研修を考えているが実際のところを聞きたいという若手の泌尿器科先生、学校や企業での講演(がん研有明病院時代によく行っていました)なども、対面・リモート問わず受け付けますのでこちらからご連絡いただければ幸いです。

様々な症状・疾患に対して初期対応を行っています

院長の専門(主たる診療科)は泌尿器科であり、漢方や内科が準専門(従たる診療科)になります。これらについては積極的に勉強・情報収集を行っている一方、例えば皮膚科・小児科など他の診療科については専門医レベルの診療は提供できません。ですが、地域のクリニックとして可能なかぎりの初期対応ならびに適切な施設紹介ができるよう、秦野赤十字病院・国立病院機構神奈川病院など近隣の高次医療機関との連携を強化しております。もし気になる症状がありましたら一度受診をご検討ください。

当院における漢方診療

日本は西洋薬と漢方薬いずれも保険診療でカバーされている数少ない国ですので、漢方薬を使わない手はありません。院長は 90 年代後半に医学教育を受けましたが、当時は漢方を含めた和漢医学が系統講義内容に入っていませんでした。しかしながら、がん専門病院での診療を通じて手術や抗がん剤治療による様々な有害事象・後遺症が漢方薬で改善するということを経験し、漢方診療に興味を持つようになりました。趣味である歴史関連の読書や、自分が医師になるきっかけを与えてくれた手塚治虫先生の作品中に漢方医が出てくる(やや悪役が多いですが)こともあり、医師 10 年目頃から積極的に漢方を臨床に取り入れております。漢方薬は西洋薬を補うように使うとうまくいく印象を持っていますが、漢方のみで症状が改善するケースも多数あります。現在は東海大学漢方医学教室のご厚意で週 1 回、外来での陪席をさせていただき、最新の漢方医学の知見を吸収するようにしています。

当院のチーム医療

現代医学では医師個人ではなく、様々な職種のスタッフからなるチームにより診療が行われます。かつては下図の 1. のように医師を中心としてその他のスタッフが医師をサポートし、医師が決定した方針を患者さんに行うというスタイルの時代がありました。これはパターナリズム(父権主義)として批判されるようになり、2. のように患者さんを中心として医師を含めた多職種のチームが患者に医療行為を行うというスタイルになりました。

しかし、院長の考えは 3. のようなスタイルで、診療チームの一員として患者さんに加わってもらう、というものです。これは、患者さんに「自分の症状を医療スタッフに伝える専門家」および「自分らしい人生を送るためにしっかりとご自身を管理するひと」になってほしい、という意味を含んでいます。痛みやだるさなどの症状は患者さんご自身しかわかりません。どんな症状でも気になることはわれわれスタッフに伝えてください。

また、がん・糖尿病・高血圧などの生活習慣病はわれわれ医療従事者の治療よりも患者さんご自身による日々の運動・喫煙・飲酒・睡眠・検診受診などのほうが重要なことがしばしばあります。是非患者さんには、「自分らしい生き方」についてゆっくりと考えていただき、諸外国と比べて素晴らしいヘルスケアを受けられるわが国のシステムを上手に利用してもらえればと思います。

その際、医療行為を受ける場として当院を選んでいただければ幸いです。医師・看護師はもちろん、医療クラークも含めたチームでしっかりと診療にあたってまいります。

当院で行っている治療

泌尿器科がん

がん専門病院で 15 年以上勤務した院長が前立腺がん、腎がん、膀胱がんなど泌尿器科がんについて詳しく診療します。
PSA が高い、腎臓に影がある、精巣(男性のいわゆる“タマ”)が腫れた、など。
他院で診断されたあとに治療について悩んでおられる方へのセカンドオピニオンも対応します。

泌尿器科全般

排尿しづらい、夜間に何度も排尿で起きる、血尿が出る、膀胱炎かもしれない、性的接触のあとの感染症かもしれない、尿路結石かもしれない、など泌尿器科全般について幅広く診療を行っております。
小児泌尿器科(夜尿症や包茎など)についてもお気軽にご相談ください。

内科・総合診療

これまでに前院長先生が当院で治療してきた患者さんを原則としてそのまま引き継ぎます。
その上で風邪症状、高血圧、血糖が高い、肝機能が高いなど検診で引っかかった患者さんの一次検査、花粉症や軽度の外傷などのいわゆるコモンディジーズ(よくある疾患のこと)に対応いたします。

漢方内科

院長は長年がん専門病院で診療してきましたが、いわゆる西洋医学的な治療だけでは症状が改善しない患者さんを多数経験してまいりました。
東洋医学を「西洋医学で十分カバーできない症状(血液検査や CT などの画像検査で異常のみられない患者さんや、がん治療中の副作用が一因のだるさ、からだのむくみ、食欲不振など)に対する治療のひとつ」としてとらえ、患者さんとの対話の中で心身の状態改善につなげたいと思っております。
上記のような「医者にかかっても何もないと言われるけど、なんとなく調子が悪い」ことがありましたら一度ご相談ください。

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