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超大河歴史漫画・みなもと太郎先生『風雲児たち』登場人物の健脚ぶりに脱帽

[2024.07.31]

2021 年、漫画界におけるあるひとりの巨匠が亡くなられました。

みなもと太郎先生です。『風雲児たち』をはじめとするたくさんの歴史漫画でこのジャンルの新境地を開拓された、偉大な漫画家で、院長が大好きな作家さんです。

この『風雲児たち』。作品中に前野良沢・杉田玄白・中川淳庵といった、オランダ医学に人生のすべてを捧げた先人の懸命な努力が随所にみることができます。

ネットどころか普通の辞書もない状況でひとつずつオランダ単語を和訳するという、想像を絶する困難を一歩一歩乗り越え、『解体新書』を上梓するシーンは涙なしでは読めません。こういった偉大な先生方のおかげで日本の医学が進歩し、現在の医療があるのだとあらためて感じられる場面です。

・・・しかし江戸時代の日本人は本当にタフです。夜通し徹夜でオランダ本を一言一句書き写した勝海舟、本草学(現在の植物学・動物学・薬学などに通じる学問)のエッセンスを極め、全国各地を徒歩で回った平賀源内、蝦夷地を誰よりも知り尽くすほどくまなく探索した最上徳内など、本当に体力おばけです。

現代人はクルマも電車もあり、楽に移動ができるようになりましたが、その分脚力は落ちてしまったように感じます。

院長も忙しい生活のなかですが、なるべく日々 8,000 歩以上歩くようにつとめています。皆さんも暑い暑い夏のさなかですが、無理のない範囲で足腰に負荷をかけることをこころがけていただければと思います。健脚は無病息災のもとですよー(^o^)

みなもと先生、素晴らしい作品をありがとうございます。先生のおかげで江戸時代が多角的にとらえられるようになりました。

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