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新型コロナウイルスワクチン接種を「努力義務」としてお薦めしています

[2023.08.11]

「コロナウイルスのワクチンやっぱりうっておいたほうがよいですよね?」外来でよく患者さんから聞かれる質問です。当院かかりつけでいわゆる反ワクチン、という方もおられるかもしれませんが、自分がこれまで COVID-19 の論文やデータを見た限りでは原則として答えは YES です。

 傍証として、尊敬する山田 悠史 先生(米国 New York City マウントサイナイ医科大学老年内科医)の 2023/08/10 付け X (Formerly Twitter) によると、最近新型コロナウイルス関連の入院が増加しており、その内訳としてワクチン未接種のグループが多いとのことです。やはりワクチンの恩恵は公衆衛生学的な広い視野でみるとしっかりと確認されていますので、われわれ臨床医は予防接種法上の「努力義務」であるワクチン接種を薦めるべきであると考えます。

この用語についてもひとつ。

努力義務とは法律上、義務ではないため違反しても罰則の対象にはなりませんが、当然そうすべきであり、そのように努めなければならないものとして規定されている物事、を指す用語のはずです。マスコミでよく「コロナウイルスワクチンは任意である」という用語が用いられていましたが、これは医師の立場からすると違和感があります。努力義務=任意というのは全く正しくありませんので、その点誤解を生じないよう、きちんと用語の内容を説明したうえで「努力義務」である、ということを伝えるべきではないかと思っています。

当院では引き続きワクチン接種の受付を行っておりますので希望される方は 070-1534-7021 までお電話ください。

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