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来年の干支は乙巳(きのとみ)。大きな変革の時代となるか

[2024.12.20]

昨日のブログで、来年はヘビ年で院長が年男、と言いました。4 回目の年男です。しかしながら十干と十二支を組み合わせて(いわゆる干支)言うと、来年は乙巳となります。

日本の歴史で "乙巳" の言葉が出てくるのは 645 の乙巳の変でしょう。現在 40 歳以上はおそらく "大化の改新" として覚えた、中大兄皇子と中臣鎌足による蘇我入鹿・蝦夷を打倒したイベントです。これは日本有史以来初のクーデターとされていますね。現在の歴史用語としてはそのクーデターそのものを乙巳の変とよび、その後の政治改革全般を大化の改新と呼ばれます。念のため。

このように学問では用語がかわることはしばしばありますね。医学の歴史を紐解くと、このような "パラダイム・シフト" の嵐で、本当にしょっちゅうあります。

たとえば現在、泌尿器科における全身麻酔手術の実に 80% 以上はロボット支援手術か腹腔鏡手術で、腹部に大きな切開創をつけることはかなり少なくなりました。院長が医師になって執刀し始めた 2002〜2007 年は 100% 開腹手術であったことを考えると隔世の感があります。

さらに薬物治療。たとえば前立腺がんの薬は 2001 年当時、ホルモン療法と呼ばれる男性ホルモンを低下させるアプローチしかなく(厳密に言うと "ナイトロジェンマスタード" とよばれる抗がん剤と女性ホルモン製剤の組み合わせはありましたが)、その治療が効かなくなるとかなり厳しい状態になりました。ところが現在は一次治療だけでアパルタミド・エンザルタミド・アビラテロンにトリプレットなど、数多くの選択肢があります(むずかしいハナシですみません)。また、かつては「転移があったら手術はしない」というのが前立腺がんの原則でしたが、画像診断の進歩や MDT(転移への直接治療)の開発によりケースによっては転移があっても積極的に手術を行うケースも出てきました。

今後も医学・医療は進歩し変化していくでしょう。幸い現在はリモートでの研究会・学会参加や e-ラーニングが容易な時代です。泌尿器科・内科総合診療・漢方医学については知識やトレンドをアップデートできるよう、不断の学習を続けてまいりたいと思います。

日本泌尿器科学会・会員の e-ラーニングが充実している "JUA Academy" のサイトです。こういったメディアのおかげで現在は本当に自学自習がやりやすくなりました。

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