メニュー

手術支援ロボットー近い未来当院にも?

[2024.01.21]

皆様、手術ロボットについて聞いたことがあるでしょうか?有名なものはダ・ビンチですね。

院長は 399 例のダ・ビンチ手術経験がありますが、本当によくできた機器だと思います。生産している会社が Intuitive(インチューイティブ)といいますが、これは「直感的」という単語で、まさにそのような感じで手術操作ができます。

近年ダ・ビンチのほか Hinotori(火の鳥)、Hugo(ヒューゴ)、Saroa(サロア)、ANSUR(アンサー)など、新たなロボットが使用されるようになりました。しかしながら、現時点では広く普及したもののなかでは最も老舗ロボットであるダ・ビンチの操作性が最も優秀のようです。

ただ、コストや重量(ダ・ビンチはフル装備だと 1,000 kg を超えてしまうこともあり、サイズも大きいため取り回しや保管が大変です)など、まだまだ問題点があります。

しかしながら「人間の手よりも精緻な操作ができる」「一人前の術者になるまでのスピードが速い」など、腹腔鏡手術よりも優位性があることは院長の経験・数々の文献や手術ビデオからみて間違いないと思っています。

当院でも毎週火曜日に局所麻酔でできるような簡単な手術をしていますが、今後クリニックレベルでも手術をサポートする機器の導入がされていくものと思います。

明日は「ロボット手術に求められること・進化の方向性」について述べてみたいと思います。

(写真はダ・ビンチ操作していた頃、1 年前くらいの院長です。コンソールとよばれるコックピットみたいなところに入って操作しますが、夢中でやっていると翌日結構腰痛になるのでときどき「伸び」をしながら日々手術をしていました)

HOME

最新の記事

アタマでわかっていても夏の暑いなか、調子が悪くなるひとが急に出たらすぐに対応できるように是非一度読んでおいてほしい内容。
来月から義務化される "〇〇症 対策" といまだ日本で発令したことはない "◯◯症特別警戒アラート" について確認しておきましょう。
医療費や薬剤費は公定価格として定められているのですがその決め方が厳しくなかなか医療機関に "クスリの在庫をおいておく" ことができません。
院長が医師になって 10 年以上あまり経験がなかったのですが、最近院外処方箋を受けてくれる薬剤師の方から「◯◯ はいま欠品で・・・」と言われることが少なくないです。
今月漢方についての講演会で演者を務めますが、泌尿器科医としての視点もしっかりいれつつためになる内容にしますので可能な方はぜひご参加ください。
一般会計の歳出のうち最大の割合が社会保障給付費(=年金 +医療費 +福祉ほか)であり、公的なおカネでまかなわれていますが医療費は決してここ数年で膨張しているわけではないことを知っておいてほしいです。
GW はいろいろ挑戦できる期間ですので今週から起きる時刻を 5:30-6:00 から 4:50-5:15 に調整できるかチャレンジ中。
令和 100 年は 2118 年になりますがその頃の日本と世界はどうなっているのか想像してみる日が今日かもしれません。
外科系医師のキャリアプランがなかなか想像しづらい時代ですが、理想的には "シンプルイズベスト" かと思います。
患者さんの "ものがたり" を大切にしたいので希望があったら診療中に必ず教えて下さい。

ブログカレンダー

2025年5月
« 4月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME