観るだけでわかりやすく人体を学べるアニメです \(^o^)/
『はたらく細胞』、ご存知でしょうか。院長も時間を見つけては Amazon プライムで視聴しております。人体の様子が楽しく学べますし、子どもをふくめて医療従事者でない方にもわかりやすく興味を持っていただくようなストーリーになっているところが素晴らしい。
もちろん医療従事者にもためになります。特にパイエル板・抗原変異・サイトカイン・キラー T 細胞など、学生時代に生化学や組織学、生理学に免疫学などたくさん学んだ医学の基礎知識をざっとさらえるところが臨床医には嬉しいところです。
とりあえず泌尿器科医にとってはシーズン 1 のエピソード 6、『腎臓、尿路結石、涙』が面白い。糸球体とよばれる腎の「ろ過装置」にもフォーカスし、さらには内視鏡的な結石破砕(TUL と呼ばれます)のような、治療に関する用語も出てきます。さらには「カテーテルや内視鏡を逆行性(尿の流れと逆行して行う)に挿入することで侵入しうる細菌のと白血球が戦闘する様子も描かれます。・・・意外と芸が細かい。泌尿器科医的には抗菌剤が「ニューキノロン系」だったのが少しツッコミをいれたくなりました(ドレナージができればセフェム系でもよいのでは?と思いました。すみません。医療従事者しかわからないと思います)。興味がある方は是非みてください。
ちなみに院長は作品中のキャラではマクロファージが好きです(優しい笑みをたたえながら鋼鉄ハンマーをもって細菌を殺していくすがたに惚れました)。
先月日本医師会館で『はたらく細胞』の試写会が開かれました(https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011960.html)。院長も応募したのですが残念ながら抽選で外れてしまいました。観たかった・・・。