もうすぐ受験シーズン ⇒ 院長の高校受験(1992 年)をレビューしてみる(その 8 公立高校受験の臨むこと)
長々と書いてきましたこのテーマも今回で終了にします。30 年以上前を今更ながら思い出すことができ、自分の楽しみを優先して医療と関係のないことを書き連ねてしまいました。これで終わりなのでよかったら読んでください。
現在大学 1 年の娘がおり、彼女も 4 年前に公立高校を受験しました。特殊な専攻を選択しましたので、多数を占める普通科とは異なりますが、親として最近もう一度高校受験を経験することができました。
問題を英語と数学を中心にみましたが、特別難問というものはなく、勉強すれば 8 割は多くの受験生が目指せるレベルなのかなと思いました。
ただ、いくつか変わってほしいところもありました。
- 5 教科の一発勝負である必要があるのか。たとえば英検とか漢検みたいに「年に数回受験できる定員枠」みたいなものがあってもよいのではないか
- スポーツ、芸術、プログラマー、YouTuber、面白い Show & Tell を行うプレゼンター など、優れた/面白い資質をもつ学生を翠嵐や湘南などの上位校に受け入れる枠(ただしほんの数人にすべき)があってもよいのではないか
- 高校に学区がないのだから、中学校も学区外の入学(いわゆる越境)を通学時間に応じて許容していってもよいのではないか
医学生や看護学生と接することがありますが、最近の若者はかつてのわれわれやその前の世代よりも明らかにスマートです。ただ、だからこそ様々な価値観に早くから触れることが今後の人生に役立つと思うのです。
平成までは画一性が教育で最も重要な価値観だったかもしれませんが、令和は多様性。これを最大限に導く教育がなされることを希望します。
一開業医が偉そうなことを書いてしまいましたが、これで高校受験時代のレビューを終わりにします。
もし、万が一院長に受験(高校受験でも大学受験でも可)勉強や進路のことについて聞きたい若者がいましたら、火曜日午後のセカンドオピニオン外来に申し込んでいただければ診察形式でお話させていただきます。現在同級生に大学教授や准教授がたくさんいます(自分も大学臨床准教授という肩書を持っています)ので、多少はためになることが言えるかもしれません。
頑張れ受験生\(^o^)/