最近患者さんから頂戴したものーその 1
ありがたいことですが、患者さんから差し入れをいただくことがあります。
東京医科歯科大学や国立がん研究センターに勤務していた頃は公務員待遇でしたのでもちろん受け取れないのですが、現在は言ってみればフリーランスなので、金品等でなければありがたく頂戴しております。
その中で最近のものを 1 つ。
いつも患者さんに付き添ってこられる優しい息子さんで、教士七段を持っておられる剣道の達人がいらっしゃいます。
先日その剣道の達人の方から写真のような素敵な手ぬぐいをいただきました。剣道をしたことがない方はピンとこないと思いますが、武道の世界では「強い選手は見た目も強そう」というジンクスというか、雰囲気があります。そのためそういった方は、防具や道着ハカマはもちろん手ぬぐいも「強そう」なものを身に着けております。
この手ぬぐいは、面を被った後頭部から見える文字が「和魂」と「武」という、いかにも「強そう」な印象になる素敵なデザインとなっております。
院長は警察官であった父親の影響もあり、中学高校大学とすべての部活で剣道部に所属しておりました。最近はあまり稽古できていないのが本当に残念なのですが、母校の大学で稽古できる機会はありますので、なんとか今年度中に時間を見つけ、久しぶりに面をつけて打ち合いたいと思っております。
週 5 日は剣道し、残り 2 日は体力トレーニングしていた中学生の頃、小学生時代の恩師に「1 日休むと自分で(実力が落ちたことが)わかる、3日休むと相手にわかる、7 日休むとまわりの仲間や他の道場の者達にわかる」という言葉を頂きました。もう年単位で休んでいるので誰から見ても剣先の定まらない、体幹のブレた状態になっていると思います。健康のため、また、日々の生活で経験しがたい「一対一の真剣勝負から得られる緊張感」を味わうためにも剣道を再開すべく、事務仕事など、診療以外の時間効率を向上させ、もう少し自分の時間を作るのが最近の目標です。
(写真掲載について、贈って下さった方の許可を頂いております)