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21 世紀に入って 24 番目に医師となった皆様へ

[2024.03.21]

院長は 21 世紀初めて医師となった学年です。すなわち 2001 年 3 月に医師国家試験に合格した代ということです。

今年も医師国家試験の合格発表があり、めでたく 9,547 名の医師が誕生しました。合格率は 92.4% なので、「ほぼほぼ受かる」試験ということになります。

・・・ただしこのような「ほぼ全員受かる」試験こそ緊張するもので、院長も大学受験の次にたくさん勉強した記憶があります。特に 2001 年の医師国家試験には 2 つの新たな試みがありました。ひとつは「それまで 2 日間だった国家試験が 3 日に延長される」ことと、もうひとつが「絶対に選んではいけない選択肢=禁忌肢があり、それを 2 つ以上選んでしまうとどんなにほかの問題が正解でも不合格になる(たとえば、心不全状態で体内に水分が過剰にたまっている患者さんにさらに大量の輸液を投与する、などの選択肢を選んでしまうことを『禁忌肢を選ぶ』といいます)」ことです。特に後者ははじめてだっただけにどのような問題が出るのか、非常に緊張して本番を迎えたことを覚えています。

蓋を開けてみると問題自体はあまりむずかしくなく、例年に比べてかなり合格率は高かったような気がします(たぶん)。

医師免許を取得してもまさに「ヒヨッコ」で、臨床的にはなにもできません。国家試験合格は、諸先輩やスタッフの方、何より患者さんに医師としての知識・経験・心構え・態度などを少しずつ時間をかけて教えていただくためのスタートラインに過ぎません。院長が医師になった 23 年前に比べて情報量は膨大となり、経済不況は継続中、さらに診療報酬などの点でますます日本の医療従事者にとっては厳しい世の中になると思いますが、新医師の先生方による「新しい風」とともに日本の医療が少しずつでも良くなっていくことを願い、エールを送りたいと思います。

臨床の現場へようこそ! つらいこともたくさんありますが、こんなにひとに感謝される仕事はなかなかありません。是非一緒に医療の道を歩んでまいりましょう \(^o^)/

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