秦野赤十字病院に手術支援ロボット導入されました(^^)
現在の腹部外科治療の主流はロボット支援手術です。特に泌尿器科全身麻酔手術、特に 500 床以上を有する比較的大きな施設では 80% 以上がロボット支援手術になっているといわれております。
当院近隣で、いつも多数の患者さんを紹介させていただいている秦野赤十字病院様にいよいよ手術支援ロボット、"Da Vinci(ダビンチ)" が導入されました。すでに数例の手術が施行されております。
ロボットと腹腔鏡、院長はそれぞれ 400 例以上と 300 例以上を経験しました。その経験から抱く印象は、仮にダーツで言うとすれば
●ロボット・・・「まん真ん中」を狙ったときに「まさにそこ(100 点)」にダーツを刺すことができる
●腹腔鏡・・・・「まん真ん中」を狙っても「80〜90 点くらい」の場所にしかダーツを刺せない
というところでしょうか。手術は 80〜90 点でも一応進んでいくものですが、やはり 100 点! の手技を積み重ねることで繊細な部位(神経を温存したり筋組織を損傷しないようにしたほうが良い場面)で起こり得る術後の合併症を最小限におさえることができます。
近隣の施設で、上記のような利点をもつロボット支援手術が可能になったことは大変嬉しいことです。ロボット支援手術経験者として、今後も秦野赤十字病院様とは一緒にコラボしていければと思います。よろしくお願いします m(_ _)m
写真はダビンチ実機をデモ操作する当院師長です。手術初学者でも直感的に操作が可能なところがこの機器のいいところで、簡単な操作は数分いじっているだけでできるようになっていました。
★写真撮影とブログアップロードについて秦野赤十字病院様からの許可を得ております。