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院長が物心ついてから 2 年だけ一回も風邪を引かなかった年 その 2: 2000 年 4 月〜2001 年 3 月⇒明日につづく

[2024.10.17]

昨日に続いて院長が 1 年間体調を崩さずに乗り切った年について書いてみます。

昨日は大学受験のとき。「浪人だけはしたくない」という気持ちが相当大きなドライブになっていた気がします。

本日は 2000 年度。大学 6 年時のいわゆる「医師国家試験」前です。

現在はよく知りませんが、当時院長が通っていた東京医科歯科大学(もうこの大学名は今月 1 日をもって公式にはなくなってしまいました)は

1 年生: 千葉県国府台で教養部として医学以外のことを勉強

2 年生: 12 月までは 1 年生と同様千葉県国府台で勉強 ⇒ 1 月から御茶ノ水(湯島キャンパス)に来て医学の勉強がはじまる

3 年生: 基礎医学のなかでも医学の根幹、解剖学(肉眼解剖と組織)・生理学(神経生理や各臓器生理など含む)・生化学・遺伝学・微生物学・医動物学・衛生学・法医学など勉強

(学年末試験)どの試験も厳しかったですが、中でも生理学。なんと 4 時間の試験で、解答用紙もただただ白紙の紙が渡される論述問題。それもものすごい量でした(1 問につき 3,000 字くらいの回答をひたすら書く書く。それでも全然スペースが埋まらないくらいの縦に長い解答用紙)。院長は追試でなんとか通りましたがこのときの試験が医学部入って「医学の勉強量で半端ないなぁ」と感じる "洗礼" でしたね。

4 年生: 基礎医学のなかで少し臨床的なこと、内科学・外科学・小児科学・泌尿器科学・皮膚科学・産婦人科学などのほか、公衆衛生学や法医学などの社会医学も勉強。基礎医学よりも医者っぽくて楽しい。

(バリアー試験)臨床実習に出るために必要な試験。ひとつでも落とすと進級できない障壁(バリアー)みたいなのでバリアー試験と学内で呼ばれていました。確か 16-18 科目あって月・水・金に 1 科目ずつ行うので 1 ヶ月半くらいひたすら試験を受けまくる。唯一土曜日と、月曜日が祭日のときの日曜日が少しゆったりできる時間であとはひたすらガリガリ勉強して暗記しまくりました。

5 年生: 臨床実習。当時はかなり緩かったです。ある日朝 8:30 に時間どおり病棟に行ったら「若いくせに朝から来なくていいよ。医者になったら死ぬほど忙しいんだから学生時代くらい遊んでこい!」とか言われて 8:45 くらいに解散になった日とかときどきあった時代でした(今こんなこと言って X にツイート上げられたら大問題だと思う)。

6 年生: 臨床自習が 9-10 月で終了し、11-12 月で卒業試験を受けます。国家試験の予行演習みたいな感じ。

 そのあと 1-3 月はただただ国試のために過去問や医師国家試験予備校が作成した予想問題や模擬試験問題をひたすら解きまくる(大学受験と違って予備校に入るひとはほぼ皆無。模試だけ受けて問題をゲットしてそれだけやる感じでした)。

この 6 年生時が風邪を引かなかったときなのですが・・・。

ちょっと大学の学習内容について各学年詳細に書きすぎました。6 年生の秋と冬、卒業試験と国家試験を体調を維持したままどのように乗り切ったかについては明日改めて書きたいと思います。つづく。

今年の東京医科歯科大学 2 年生が受けた 4 月の時間割。朝から晩までギーーーーーッッッッチリ。本当にこんな感じです。医学部の講義って。それでもこのあとにバイトしたり剣道したりしてましたので体力があったんですねぇ。

詳細は https://www.tmd.ac.jp/campuslife/syllabus1/#anchor8 で閲覧できますので興味あるひとは是非。

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