「高く評価されるリアル」を提供できないと生き残りが難しい時代に
ChatGPT を運営する OPEN AI 社が ChatGPT-4o(最後はゼロではなくオーです。オムニ、の略だそうです)をローンチしましたね。
動画(https://openai.com/index/hello-gpt-4o/)をみるかぎり、もう会話の自然さやスピード、抑揚のつけかたなど「ほぼリアル」といってよいレベルまで来ています。
PDF ファイルを入れればただちに要約してくれたり、「こんなキャラクターがほしい」と入れればイラストも描けるそうです(今後実際に試してみます)。
これまで ChatGPT は課金せずに Ver 3.5 をチョコチョコ使っていた院長ですが、この ChatGPT-4o は早速使うこととしました。
このレベルまで来ると、AI によるコンテンツは世の中にあふれ、利用されることが加速していくでしょう。
・・・となると、今後はさらに「リアルであることの価値」が高まっていくことが想定されます。ただし、このリアルは「多くのひとびとに高く評価される高いレベルのリアル」であることが絶対条件となります。そこそこのモノなら AI で簡単に作成できてしまうでしょうから。
本当に好きなこと、興味があること、何時間やっても飽きないことなど、自分の集中力を一点にフォーカスできることを見つけて「自分にしか作れないリアル」を構築していくことが、この AI 時代にはかえって評価されていくのかもしれません。
個人的な意見として医療分野においては、まだまだ全自動化には程遠い外科治療=手術を行える医師の価値は上がっていきそうです。一方、外科医でなくても患者さんとのコミュニケーションを重視する医師、触診やエコー・内視鏡など患者さんに検者が直接触れる診療について高いクオリティを持っている医師など、「患者さんに AI より明らかに優れている、と認めてもらえるような医師」になれれば、活躍の場は残されるでしょう。
院長は手術も好きですし、患者さんとじっくり話したり、触診して漢方を処方したり、丹念に超音波・膀胱鏡したりすることも好きです。こういったスキルを維持・向上しながら、なんとかこの AI 時代で生き残っていけるよう日々進歩していきたいと思っております。
しかし、すごい時代になりましたね。