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当院は帯状疱疹ワクチン接種を推奨しています

[2024.02.27]

帯状疱疹の患者さんが増えています。

当院のような泌尿器科・内科クリニックでも増えているので、おそらく皮膚科ではさらに大きな増加率かと予想します。

子どものころ、水痘、いわゆる「水ぼうそう」になったことのない人は、帯状疱疹になることはありません。ただし、水ぼうそうになったことのある人は、治った後も水痘・帯状疱疹のウイルスが体内に症状を出さない状態で(神経節とよばれる神経の「乗り換え地点」のような場所に)潜み、宿主の体調が悪いときやストレスがかかったとき、抗がん剤などを使って免疫状態が万全ではないときにウイルスが再び目覚めることで帯状疱疹として発症します。日本人では 15 歳以上の概ね 9 割以上は、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する抗体を持っています。抗体があるということは、そのウイルスが体内にはいったことがあることとほぼほぼイコールです。そのため、ほぼすべての日本人が帯状疱疹を発症するリスクを持っています。

特に糖尿病や高血圧など、生活習慣病を合併している患者さんは帯状疱疹発症や血糖コントロール・血圧コントロールが不良になるリスクが高いとされております。高額なワクチンではありますが、是非接種を検討してみてください。

現在医師会も秦野市に対してワクチン接種について助成するようはたきかけています。予算がつくことを期待したいです。

写真は院長のおでこです。接写のためキタナくてすみません。しっかりと「水ぼうそう」による皮膚のディンプル(くぼみ)が右優位で線状に残っており、間違いなく水痘・帯状疱疹ウイルス抗体が高いと予想されます。現在の帯状疱疹不活化ワクチンは 50 歳以上で使用できますので、あと 3 年たったらすぐに投与するつもりです。

 

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