高齢者に対するケア施設にもいろいろあります
[2024.05.13]
「高齢者向けの住まい」としてどのようなものがあるかご存知でしょうか?
厚生労働省から出ている文書である「介護を受けながら暮らす高齢者向け住まいについて」によると
- 特別養護老人ホーム
- 養護老人ホーム
- 軽費老人ホーム
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- 認知症高齢者グループホーム
の 6 種類が明記されています。よくテレビやネットでは「サ高住」と略して 5. のサービス付き高齢者向け住宅の特に高級なものを紹介することがありますが、利用者数が最も多いのが 1. の特別養護老人ホーム(略して「特養」)です。
現在院長は 1. のひとつで嘱託医を務めております。
勤務医時代もアルバイトで関わることはありましたが、嘱託医としてしっかりと特養ホームの仕事をするのは初めてです。
しかし健康増進・疾病治療を行うのは外来診療と同様で、対象が患者さんか入所者さんか、という違いだけです。
高齢社会が進行する日本において高齢者に対する医療・ケアを充実させることは「国としてのプライドを示す」ことと同義かと思っております。入所者さんの全身状態は決して良好といえるひとばかりではありませんが、できる限り適切なヘルスケアを提供してまいりたいと思います。