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11 年前のプレゼン動画がでてきました

[2024.10.27]

先日たまたま昔のハードディスクドライブの内容を整理していたら 2013 年、イタリアのミラノで開催された欧州泌尿器科学会の動画が出てきました。

今はどうかわかりませんが、当時は学会会期中に Speaker Training としてネイティブ(米国人/英国人)のプレゼンマスターみたいなひとが無料(!)で 1 人 30 分のプレゼンシミュレーションをやってくれました。直前ですが本当にタメになるトレーニングで、今でもここで教えてもらったことは自分が発表するときの参考としています。

教わったことを箇条書きにしてみます。

・リラックスするためには姿勢がとても大事 ⇒ 両手をどこかに固定して動かないのは最悪で、胸を張ってハンドジェスチャーを多用するほうがよい

・第一声が重要で、直前に誰かと話しておくことと水を飲んで喉を潤しておくこと、できれば一つ前の発表者に質問をしておくことを薦められました(最後はなかなかできないのですが)

・質疑応答は(英語が完全に理解できていなくても)自分のアタマに入っている想定質問に対する回答で一番近そうなものを自信をもって答え、最後に "Let's talk later on the floor."(あとで会場内でゆっくり話しましょう)と付け加えればその場はしっかりと流れる。

の 3 つを今でもよく覚えています。

プレゼンテーションは日本語でも難しいもの。それを英語でやろうというのですから心身にかかるストレスは大きいです。2022 年にインドの泌尿器科先生方に腎がんの手術についてレクチャー(https://www.youtube.com/watch?v=tTkLYs6W-ug&t=527s で視聴できます)して以来、英語でのプレゼンはしておりませんが、2027 年までには国際学会に通るような研究成果を挙げてまたヨーロッパに仕事で行きたいものです。

写真は 2013 年当時発表の様子です。国立がん研究センター東病院に在籍したのですが、わざわざ教授が自分のプレゼンを見に来てくれていて、英語でプレゼンするよりそのことのほうが緊張したことを覚えています。

院長は米国よりも欧州での学会発表が好きなのですが、明日はその理由について述べてみます。

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