院長が死ぬまでにやりたい 25 のこと ⇒ もう 5〜10 年くらい経ったらここでその進捗状況を書いてみたい
開業して 1 年と 3 ヶ月が経過しました。思い知ったのは院長業務が非常に膨大で多岐にわたることです。
診療が最も重要ですが、その他に、ひとを雇ってその方々に勤務してもらい、人事の書類などを作成し、日々クリニック建物・備品などの不備がないか確認し、駐車場の植栽などに気をつかい、保険請求のレセプト(医療機関が保険者に提出する月ごとの診療報酬明細書のことで、これが主なクリニックの収入源になります)をチェックし、様々な業者と連絡をとり、信頼する近隣の先生方や友人医師たちと情報交換をし・・・。
さらに診療中の疑問は論文にあたって勉強し、産業医や専門医の資格更新講義を受け、新しい知識や情報を医師コミュニティサイトなどで仕入れ、日々配信されるウェブ講演などを視聴(これはコロナ前のような対面ではなく ZOOM 講演が主となり、本当に助かっています)して最新の医療知識をキャッチアップしておく必要があります。
さらにさらに、東海大学や前任地のがん研有明病院での非常勤医師としての業務や、(ありがたいことですが)教科書の執筆依頼や講演依頼(これらは今年の上半期であわせて 10 行いました。下半期も 8 月には京都、10 月には山形、9, 11 月には東京の学会・研究会で講演の機会があります)をいただくことがあります。「依頼をいただくうちが花」ということでこれらは基本的に日程の許す限り引き受けております。
こうなると 24 時間ではなかなか時間が足りなくなります。
そこで意識しているのが有名な下の図です。さて、院長はどのような優先順位で仕事をしているでしょうか?
何も考えないで仕事をすると 1 ⇒ 2 ⇒ 4 ⇒ 3 となりがちですが、なるべく 1 ⇒ 2≦4 ⇒ 3 、すなわち「緊急ではないが重要」な仕事がおろそかにならないように気をつけています。
これは「今すぐ必要ではないが、◯ 年後に重要になる事項」と認識しております。具体的に言うと院長には「死ぬまでに絶対にやっておきたい 25 のこと」があります。これまでに 4 つしか達成していないのですが、残り 21 個をすべてクリアするために必要な前準備を日々の生活でどれかひとつでも前進できるように時間を使うことを心がけています。
・・・そのため本当にときどきですが第 2 領域、すなわち「緊急だが重要ではない」仕事をすっかり忘れる、という失態をおかしてしまうことがあります。「重要ではない」というのはその「25 のこと」にかかわらない、という意味で忘れていたからといってその仕事を軽視しているわけではないので、これまでにメール返信の遅れなどで迷惑をかけてしまった方など、どうかご容赦ください。
なんだかんだ言って秦野北クリニック院長職は楽しく、天職かなぁと思っておりますので皆様今後も末永くよろしくお願いします。