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昨日は「人間ドックの日」でした

[2024.07.13]

1954 年 7 月 12 日、国立東京第一病院(現:国立国際医療研究センター)で初めて「人間ドック」が行われました。このときから、「人間ドック」の受診を促すことで病気の早期発見につなげ、国民の健康増進に寄与することを目的に日本人間ドック・予防医療学会が 7 月 12 日を「人間ドックの日」と制定しました。

似たような意味で考えられがちですが、「ドック」と「健診」は全く異なります。双方とも「自覚症状のない病気や将来病気に至る可能性のある体の異常を早期に発見して早期治療や予防を行うための検査」です。しかしながら原則として前者は自費で色々なメニューから自分でカスタマイズして受けるものであるのに対して、後者は(市町村レベルの「特定健診」にあるように)「生活習慣病とその可能性の有無を簡易的に調べるための諸検査」という立ち位置です。

ですから特定健診でがんがないか調べるのは(前立腺がんを除いて)かなり困難であり、肺がんも胸部単純レントゲン一枚で診断できるような大きな肺腫瘍があるケースは見つけられますが、いわゆる早期診断はかなり難しいです。

それではどういった検査ががんの早期診断に役立つでしょうか。全くの私見ですが、がん専門病院勤務 16 年の院長が考える検査リストを明日のブログで紹介したいと思います。乞うご期待!

特定健診はムダではありません。これによって糖尿病や高血圧などの生活習慣病はしっかりと拾い上げることができます。

ぜひドックと健診の意義を理解し、うまく活用するようにしてください \(^o^)/(写真は秦野市ホームページより)

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