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母校・東京医科歯科大学がある文京区湯島についてーその 3

[2024.03.26]

湯島がある文京区には医学部が多くあります。

東大・日本医大・順天堂大と東京医科歯科大の 4 校で、ひとつの市区町村が有する医学部数では最多です(2 位は東京医科大・東京女子医大・慶應義塾大がある新宿区)。

特に院長の母校・東京医科歯科大学と順天堂大学は隣接している立地にあるため、よく「順天堂大学に紹介された患者さんが間違えて医科歯科大に来てしまう」ということがありました。

そのなかでひとつ印象深い患者さんがいたので紹介します。

かなり高齢の患者さんで、息子さんが順天堂大学ご出身の医師で、もちろん順天堂宛の紹介状を持参して東京医科歯科大学に間違って来院されました。院長が「順天堂宛になっていますのであらためてこれから隣に行きますか?息子さんのこともありますし・・・」と言いましたが、「せっかくきたのでこのままここで診療を受けます」となり、結局その後、がんの診断・治療を行い、最終的にその息子さんからも「ありがとうございました」とお礼の手紙をいただきました。

その患者さんの住所が藤沢で、高校時代院長が通っていたラーメン屋さんのすぐそばだったりと、なんとなく人間万事塞翁が馬、みたいな感想を抱いたことを覚えています。

秦野で開業してから産業医研修で 1 週間母校に通いましたが、そのほかはなかなか足を運ぶ機会がなく最近湯島と疎遠になっています。大学時代の青春を過ごした御茶ノ水駅前付近もだいぶ変わりました。

今度ゆっくりあの界隈を、昔と今を比べながら散歩したい院長でした。

 

 

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