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目指せ!? 医師で作家!

[2024.02.13]

院長は本が好きです。「本が好き」と言うと、高島俊男先生の『本が好き、悪口言うのはもっと好き』というタイトルがリンクするほど、自分の言葉の下敷きにはこれまでに読んできた何かしらの本があります。

読むだけではなく、いつかは物語を書きたいと思っております。なんだか映画『耳をすませば』の主人公・しずくの夢みたいですが。ただし 50 歳までに。これは 30 歳になった頃から家族にときどき言っていた密かな野望(ここで書いてしまいましたので「密か」ではなくなりましたが)でした。当時「今は忙しいけど 50 歳くらいで小説家デビューとかしたら話題になってカッコいいかも」と愚考しておりましたが、2009 年に今超売れっ子の中山千里先生が 48 歳でデビューしましたので、「50 近くの中年男性による小説家デビュー」という条件では先を越されてしまいました。そこで属性を「医者・現役開業医・50 歳で小説家デビュー」の 3 つに広げればおそらくそのカテゴリーで一番乗りになれるのではないかと今でも妄想しています。

そんな妄想開業医の院長が、「医師かつ作家」先生の作品を明日からいくつかレビューしたいと思います。

まずはじめの作品は偉大なる作家、安部公房先生の『壁ーS・カルマ氏の犯罪』について。安部先生は医業に就いたことはありませんが、医学部を卒業していますので一応「医師かつ作家」のカテゴリーにいれても許されるかなと。

有隣堂書店のブックカバーに書いてあるように「本は心の旅路」です。日々の業務に忙殺される中でも 1 日に数分程度は心に旅をさせたいと思っています。

写真は、院長が高校時代に購入した新潮文庫版『壁』の奥付です。自分のサインがまだ幼い感じですね。

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