産業医活動を行っております
昨年の 8 月に母校で講習を受け、日本医師会認定産業医資格を取得し、先日日本医師会より産業医資格の証書を受け取りました。
産業医はビジネスパーソンの健康を支える存在で、平成 2 年ですから今から 34 年前に発足した日本医師会産業医制度によって認められる資格です。2022 年 12 月時点で全国 107,739 名の産業医がおり、少し前のデータですが 2020 年時点での医師数は 339,623 名なので、医師の 3 割が持っている、比較的ありふれた資格です。
証書を受け取ったのはつい先日ですが、資格を認められたのは 2023 年 11 月で、院長は産業医として早速現在 1 つの会社で産業医活動を行っております。
クリニックで行う普段の診療とは一線を画し、企業の現場で働く産業医には以下のような業務が課せられます。
- 職場巡視(月少なくとも 1 回)
- 衛生委員会/安全衛生委員会への出席
- 健康診断結果に基づいた事後措置(就業判定)
- 健康診断に基づいた保健指導(生活習慣改善等)
- 健康相談・面談(メンタルヘルス、ハラスメント関連など)
- 過剰労働面接
- ストレスチェック面接
- 衛生教育・健康教育
- その他(所轄労働基準監督署への提出書類内容の確認など)
多岐にわたりますね。特に 7. のストレスチェックは従業員 50 名以上の事業所で 2015 年より義務化され、毎年受けている方も多いと思います。
クリニック診療および院内スタッフの労働環境改善にも大いに役立つ資格・知識なので、診療のための勉強のほかに産業医関連の勉強も日々少しずつ行っている院長でした。