寝る子は育つ。寝る大人はやせる。
院長が現在興味を持って私的に勉強している内容として、「睡眠」があります。
睡眠はまだまだわからないことだらけで、「眠気の正体とはなにか」「至適な睡眠時間とはどのくらいか」「なぜヒト(イヌやネコもそうらしいですが)は夢を見るのか」「睡眠時間と寿命は関連する、という研究結果が報告されているのになぜ睡眠時間短い日本人は長寿なのか」、もっと言えば、「睡眠とはなにか?」ということすらまだはっきりと現在の科学は答えを出せていません。
ただし重要なのは、「睡眠は 1 日のなかで必ず確保しておくべき大切な時間であり、家計で言えば住宅ローンのようなもの。“あとでまとめて払う(週末の寝溜め)” とか “ローンあるのにさらに借金(3 日連続徹夜とか)” がダメなように、睡眠にあてる時間は日々の生活のなかで必ず確保しなければならない(筑波大学の著名な睡眠学者、柳沢正史先生の発言を要約)」ことがすでに分かっている、ということです。睡眠時間が長い成人のグループは肥満が少ないという論文もあります。
こうなると、24 時間対応が求められる仕事、すなわち医療を含むいわゆる「夜勤」がある業種について、夜間勤務している者は「ローンを抱えているにもかかわらず、さらなる(睡眠に関する)負債を抱える行動を取っている」ということになります。
世の中には数多くの「夜勤者」を必要とする業種があり、医師や看護師など医療職もその代表です。夜勤者については健康を損なうリスクを背負って仕事をしているわけですので、もう少し手当など経済的な恩恵があってもよいような気がしています。
開業した院長はいわゆる当直はないのですが、休日夜間診療所の夜間勤務はときどきありますので上記のようなことを感じました。睡眠は大事です。皆さんも早く寝ましょう(現在 21:29 です)。
写真は居眠りする院長。こういうところでちょこちょこ眠るのではなくお風呂に入ってしっかり眠りましょう・・・。