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夜のトイレは日常生活に大きく関わる

[2024.05.22]

まずは下の図をみてください。

左から「動作」「視覚」「聴覚」「呼吸」「睡眠」「経口摂取」「発語」「排泄」「日常の活動」「精神状態」「不快がないこと」「抑うつがないこと」「苦痛がないこと」「活力」「性的活動」について、「夜間排尿回数がない群 vs. 1 回の群 vs. 2 回の群 vs. 3 回以上の群」でどのような分布だったかを評価しています。

 

すると下図にあるように夜間排尿回数に応じてすべての項目で活動性が  3 回以上の群 < 2 回の群 < 1 回の群 < 夜間排尿がない群 の順で優れている、という結果でした。

これだけ多数の項目と夜間排尿回数が関連しているということです。

他の研究でも寿命と夜間排尿回数を直接評価したものがあり、結果は予想どおり「夜間排尿回数が多いほど、いわゆる健康寿命が短」いという結果でした。

特に寝ている場所とトイレのフロア(階)が異なる方で夜間排尿のための移動中における転倒による骨折イベントが非常に多い、という知見も得られています。

以上から、まずは夜間排尿をなるべく少なくするような行動をする、または治療を受けること、どうしても夜間排尿回数が多い方については、寝ている場所とトイレの位置を可能なかぎり近づけるようにする、ということが良さそうです。家を建てるときは 30-40 代が多いので、まさか自分が将来夜間排尿で苦しむ、ということは想定できないと思います。ただし上記のようなことがありますので、あまり寝室とトイレの距離を離さないことが大事です。

あとは上記のような症状がありましたら一度ぜひ泌尿器科を受診してください\(^o^)/

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