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「学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。」医師の学びってまさにこれ。

[2025.02.20]

本日は休診日ですが、院長は休みません。以前英会話スクールの先生に Certainly, you are a hard worker. But never be a slave worker. と言われたことがあります。「たくさん仕事してもいいけど仕事に "させられてる" 状態になるなよ」ってことかと思います。だいじょぶです。今仕事や勉強を全体として楽しくやれているので忙しいですが日々幸せを感じて生きています。48 歳。気持ちだけはまだ 20 代のつもりでなるべく学び続けたい。・・・そんなわけで午前中少しだけ診療したあとに産業医業務をこなし、午後は東海大学の漢方外来陪席に参加しました。毎回いろいろな漢方薬の特徴などが学べて大変勉強になります。東洋医学科の野上先生、いつもありがとうございます。

さて、最近スタンフォード大学オンラインハイスクールの日本人校長、星友啓 氏が出演している、「科学的な根拠に基づく勉強法」に関する動画(https://www.youtube.com/watch?v=jTKPA3GJuHs と https://www.youtube.com/watch?v=ZcjPV3qhcSA)を YouTube で視聴しました。いや〜勉強になりましたね。この中で得られた知識として、自分に試練(問題)を課す "テスト" や一度学んだものを少し経ってからもう一度学ぶ "インターバル" に学習効果があり、さらに "リトリーバル"(学習した直後に大事なポイントを 目を瞑って何の情報も入れないようにして 3 つくらい思い出す)や "ブレインダンプ"(脳内にあるものをバーっと出していくこと) という学習効果を評価するのに重要な用語を知ることができました。

自分は大学受験の頃からとにかく「根性で覚える!」でなんとか医学部受かった、スマートさのカケラもないヒトだったのですが、やはり 30 歳を超えた頃からそのやり方に無理を感じ始めました。成人して家庭を持つと根性で覚えるにはもう絶対的に時間が足りない。・・・そんなわけでなるべく効率的に、ということで自分なりのノートを作成し、そこにまとめたり思いついたことをガンガン書く、というやり方にシフトしました。そして電車に乗ったり勤務医時代によくあったつまらない会議(失礼!)中にそれを読んで学んだこと・考えたことを復習する、というのが好きでした。

現在も基本その勉強法でなんとかなっており、デジタル時代ではありますが、アナログな手法を続けております。一時期 iPad 上でデジタルにメモを取って、とかやっていたのですが、あれは院長にはあっていませんでしたね。紙に字でも絵でも好きなように書いて描いて、が一番向いているみたいです。

世の中様々な学習方法がありますが、結局は自分でやってみて合うものを取り入れるしかできません。ダイエットと同じで目移りしていろいろやるくらいならエビデンスに基づいていなくても信じて突き進むほうがよいのと同じで、まずは続けることが大事な気がします。そんなわけで今日も総合診療として今年の 4 月から定期接種が始まる帯状疱疹について改めて復習しました。開業医は様々な医療関連情報にアンテナを張っておく必要があり、学習内容も多岐にわたりますが、"良い" とされる勉強法を少しずつ取り入れながら自分の軸となるやり方は堅持して今後も知識や思考をブラッシュアップしていきたいと思います。

「のぶちゃん(←院長のこと)、人生終わるときまでずっと勉強よ」。以前も紹介しましたが、敬愛するおばあちゃんの言葉です。富佐子おばあちゃん、大事なことを「三つ子の魂」みたいに 10 歳頃からずっと院長に言い続けてくれてありがとう。今現在この言葉が本当に身に沁みているよ。

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