前立腺がん市民公開講座で東海大学 小路先生の講演を拝聴いたしました
[2024.02.24]
前立腺がん、2001 年に院長が医師になったときは 1. 高齢者に多い 2. 手術症例よりも進行例が多い 3. 骨盤内臓器のため視野が悪く、出血を含めた合併症が多い 4. 転移例にホルモン治療を行うもののそれが効かなくなるとすぐに進行して癌死に至る、などという印象でしたがこの 20 年でガラッとかわりました。
- → 50 歳以下の患者さんも珍しくなく、全体の 1-2% みられる
- → 腫瘍マーカーである PSA の普及により手術対象となる早期例が多い
- → ロボット支援手術の普及により手術手技が(開腹時代と比べて)安全・確実になった
- → 薬物治療の進歩によりホルモン治療が効かなくなってもその次の方法がいくつかあり、それらにより症例によって年単位の予後延長が可能
というような感じです。
そんな前立腺がんに関する市民公開講座がレンブラントホテル厚木で開かれました。
総合司会に わたなべ泌尿器科クリニックの 渡辺 聡 先生、演者は東海大学腎臓泌尿器科のリーダー、小路 直(すなお)准教授が務められ、院長は座長としてお手伝いさせていただきました。
大変わかりやすいスライドを示しながら丁寧に説明され、さらに最先端の MRI-超音波融合生検・部分治療などにも触れる盛りだくさんの内容でした。
院長も大変勉強になりました!また是非こういった会に参加させていただければと思います(^o^)
当院の患者さんや、がん研有明病院で自分が診ていた患者さんも足を運んでくれました。ありがとうございました^_^