医療 DX
現在厚生労働省がどんどん DX(デジタル・トランスフォーメーション)を医療に導入しようとしているようです。電子カルテではない紙ベースのカルテを 2030 年に全廃する予定とのことです。
院長が紙カルテを使っていたのは 2004 年までで、2005 年からは専ら電子カルテでしたのでもはや紙カルテにはなかなか戻れないのですが、まだ紙カルテで多くの患者さんを診ているドクターはまだたくさんいます。
個人的な意見になりますが、電子カルテは便利なこともたくさんあるものの、ネガティブなこともあります。あるあるなのが、診察中に患者さんの顔よりディスプレイを観ることが多くなってしまうという状況です。カルテは英語や略語と日本語が混じった内容が多く、ブラインドタッチしていてもちょくちょくディスプレイをみて修正しながら入力することが多いからです。
そこで現在当院では可能な限りシュライバー(schreiber ドイツ語です。書記係という意味です)が第 1・2 診察室それぞれ 1 名ずつ入るようにし、院長は患者さんの顔をみて診療に集中できる環境にしています。シュライバーとして入るスタッフは予約取得や検査・処方オーダーなど様々な業務を院長監督の元に行います。院長による診察の前に患者さんとの雑談する時間もあることが多いので、医者にいいづらいことがありましたら是非彼らに言ってみてください。
写真は本日の院長とシュライバースタッフです。