昨日は院長が秦野に来てからはじめて雪が降りました。

秦野ではもっと早く雪が見られると思っていたのですが、今年はさすがの暖冬で 2 月に入ってからでしたね。

冬はわれわれ泌尿器科医にとっては「シーズン」です。

大王製紙グループのデータによると、軽度尿失禁グッズ（下着につけるライナーや尿パッド）の売上は 9 月は 2.4 億枚である一方、12 月は 3 億枚を超える（販売数が 25% 以上増加する）そうです。これは冬場に尿トラブルが多いことを表しております。このことから、泌尿器科受診を検討する患者さんは冬場に増加することが以前より言われており、実際当院に蓄尿症状（頻尿など、尿の回数に関するトラブル）で受診される外来患者さんは春先より増えています（https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/62/5/62_5_634/_article/-char/ja/　← 冷えにより排尿障害が悪化した患者さんに漢方を用いた論文）。

暖冬だともしかすると排尿障害の患者さんはやや少なくなるかもしれませんが、一方で花粉症については最近だいぶ多い印象があります。今年は早く花粉が飛散しているからでしょう。

秦野は山に囲まれた盆地ですので花粉症を 23 歳から発症し、なおかつ副鼻腔炎で手術歴もあるほど鼻が弱い院長にとって 2-4 月は厳しい季節です。花粉症をもっている方はこの時期マスクなどでアレルゲン対策をして、症状が強ければ薬を使ってパフォーマンスが落ちないようにしましょう。

写真は昨日クリニックから眺めた、雪化粧された丹沢山系の景色です。花粉はツラいですが山々が本当に美しい。。。こういった景色をみるとしみじみ秦野はいい場所だと思います(*´∀｀)