滋賀県の大津は院長にとって第二のふるさとと勝手に自負しています
先日 "駒井" という名字が全国ランキングで 1,181 番目に多い、という内容を書きました。そのウェブページを見ると、由来として
- 清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)。武田氏流。
- 宇多天皇の皇子敦実親王を祖とする宇多源氏。
- 中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)などにもみられる。
- 現石川県である加賀藩、長州藩にみられる。
と記載されていました。・・・これがどのくらい系譜学・系図学などに基づいた記載なのかよくわからないのですが、院長祖父のルーツは滋賀県の大津ですので近江国と関係の深い中大兄皇子・中臣鎌足ラインの支流なのかもしれません。
両親が関東に住んでから、自分ははほぼずっと神奈川で育ったのでもう滋賀の親戚とあまり付き合いはだいぶ薄くなってしまったのですが、なんとなくそんなわけで関西のなかで最も好きな府県は滋賀です。特に祖父は膳所に生まれたとのことで、膳所が好きです。「膳所」。なんと読むかわかりますか?「ぜぜ」です。ちなみに祖父は高校野球ファンなら伝統校として知っているひとも多い八幡商業出身で、そこから丸紅商事に入社した商社マンでした。第二次大戦で残念ながら戦死してしまいましたが。
最近、滋賀県草津市の銘菓、「うばがもち」を通販で注文して頂きました。これはおばあちゃんが好きだった永禄 12 年(1569 年!)に生まれたあんころもちで、甘さと食感が絶妙な感じで院長も大好きです。この銘菓の起源は、戦国大名として有名な六角氏に関連するそうです。信長によって滅ぼされた近江源氏の六角氏、当時当主であった六角承禎が滅亡の間際に曾孫をある乳母に託しました。その乳母が道行くひとにおもちを作っては売り、なんとかその曾孫を育てあげたそうです。
戦国という激動の時代。信長や秀吉など、勝者にスポットライトが当てられるのは仕方のないことですが、世の中には必ず勝者がいれば敗者がいます。いっときは負けたとしてもそこで腐らず「誠実にコツコツ」を心がけていけば道が拓けるという好例ですね。
日本の社会、医療も現在激動の時代を迎えています。厳しい現代社会ですので今後どうなるかわかりませんが、ナンバーワンになれなくとも目の前の患者さんにとって頼りになるオンリーワンの医療者でありたいと願う院長でした。
とりあえずうばがもち、美味しいので興味ある方は是非注文してみてください。すごく美味しいのですが日持ちしない(製造後 3-4 日)ので頼み過ぎに注意して。