当院における泌尿器科疾患の内訳を示してみます
[2024.06.12]
当院は内科系の患者さん(高血圧・2 型糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症)が多いですが、主診療科は泌尿器科です。
そこで開院から 1 年のカルテを振り返って、当院で診療している主病名が泌尿器科疾患の患者さんをピックアップし、その内訳をみてみました。
いわゆる排尿障害と呼ばれる前立腺肥大症・過活動膀胱の患者さんが最も多く 1/3 を占めることは予想していましたが、一方で慢性前立腺炎・慢性骨盤症候群と呼ばれる、男性の骨盤ならびにその周囲に鈍痛や違和感をもたらす疾患群が多いことは予想外でした。開業前は全体の 5% くらいかな?と思っていたので。
明日はこの慢性前立腺炎・慢性骨盤症候群について簡単に解説しようと思います。これは地味ですが、それでも日常生活に悪影響を及ぼす症状がダラダラと続くことが多いので、泌尿器科外来診療において非常に厄介な病気のひとつです。
排尿時の違和感や下腹部の鈍痛などありましたらお近くの泌尿器科へ!