ためになるセミナーを受講したものの、なんとなく気にかかったこと。
本日の 3 連休最終日は専ら日本医師会主催「医療事故調査制度「管理者・実務者セミナー」を Web で聴講しました。これはかなりシリアスな内容で、聴講時間も 4 時間とタフな構成になっています。「医療事故が起こったときにどのように対応すべきか」といったことが包括的に学べるようになっていて、大変勉強なりました。医療者として、事故が起こったときにどのような初期対応が適切で、患者さんどのように説明し、患者説明の前後当事者にどのようなヒアリングを行うかどうか、などの極めて重要なことがある程度コンパクトにまとまっていました。
ただし、これは正直言ってかなり大きなトコロを敵に回すコメントになってしまうのですが、ひとつだけ気になった点があったので書いておきます。それは「演者が病院の名誉院長や名誉教授などの、すごろくで言えば "上がったひと、特に男性" ばかりであった」ということです。登壇された先生方が悪いわけではないのですが、こういった医療事故などセンシティブな話題についてはいわゆる "現場バリバリ" の医師、または "実際に医療事故を体験し、その経験も踏まえた医師" が老若男女幅広い属性から演者になることが望ましいのではないかと思うのです。院長は 48 歳ですが、この年齢でも、もはや若いとは全く思わないのに、よくある「◯◯ 機構」(今回は 一般社団法人日本医療安全調査機構によるセミナーでした)にいる先生方は世間で言われる「天下り」なのだと思いますが、もう一線を退いた方が多い印象があります。
院長は日本医師会・神奈川県医師会・秦野伊勢原医師会の会員になっていますが、ジャニーズやフジテレビの例を見るまでもなく、こういった「医師会」に対する世間の目は決してやさしいものではありません。積極的に若手や女性を登用する姿勢を持ってそれを実践しないとうまくいかないのではないかなぁ。自分は全くのペーペーですが、患者さんや地域にとってプラスになるような医師会員活動を心がけて今後も参画していくつもりです。なんらかの摩擦が起こっても、それが最終的によい医療につながれば御の字ですから。
あ、そういえば明日は国公立大学の第二次試験日ですね!受験生の皆さん慌てずいつも通りにね〜\(^o^)/