大学の後輩がわざわざ川越から来てくれました^_^
院長は高校時代に読んだ『ブラック・ジャック』に憧れて医学部に進みました。「本当に憧れたんなら医師免許取らずにモグリの医者を目指せよ」という意見もありますが、漫画と異なり現実の世界でそれはなかなか厳しいのでちゃんと免許をもらっていくつか学会にも所属して「正規の」ドクター業をやっております。
医師にはたいてい「主の診療科=スペシャルティ=専門」があり、院長にとってはそれは泌尿器科です。泌尿器科は副腎・腎・膀胱・前立腺・男性生殖器を主戦場とする診療科で、副腎や腎を専門領域とするために内科的な治療(高血圧・糖尿病・高尿酸血症など)を行うこともあり、「むくみ」なども腎の症状として来院される方があるので一定の臨床経験を受けたうえで循環器系の評価(治療は専門の先生に任せます)を行うことなどもあります。これに対して「従の診療科=サブスペシャルティ=専門ではないが初期対応などを行う領域」として内科(総合診療)・漢方を標榜しています。
そのなかで主診療科の医師がほぼ全員所属しているであろう国内学会が「日本泌尿器科学会」です。現在会員数が 9,700 名を超えております。確か院長が入った 24 年前は 5,000 人もいなかった記憶がありますので、大きく所属会員数を伸ばしている学会といえるでしょう。
増加の原因として、以下が考えられます。
・外科と内科がちょうどよくミックスされていることにより様々な人材が入ってくる
・高齢者の診療に深く関わるため社会の高齢化進行にともないニーズが向上している
・男性を対象とした診療科と思われがちですが、泌尿器科疾患は膀胱炎や尿失禁など、女性がほとんどを占める病態も数多くあり、女性医師増加にともない人気が漸増している
・ダビンチを国内でいちはやく診療科をあげて取りいれるなど、進取の精神にあふれている
・やさしい先生が多い
などです。特に最後は重要で、泌尿器科医は「ゴキゲン」なドクターが多いです。これはおそらく多くのひと(泌尿器科医以外も含めて)が同意するところかと思います。なぜ優しく、穏やかな先生が多いかはよくわかりませんが、先輩方がみな「ホンワカ」しているから類友ということでそういう医師が集まるのかもしれません。
さて、そんな泌尿器科医として院長の 2 学年後輩にあたる埼玉医科大学総合医療センター講師・竹下 英毅 先生が当院の見学に来てくれました。同じ大学の出身で、学生時代医学生が出場できる東日本医科学生総合体育大会(東医体)のバレーボール部門で優勝したことがある文武両道の泌尿器科医です。4 月からまた栄転されると聞き、後輩に刺激をもらって自分もさらに頑張ろうと思った院長でした。
(写真掲載について竹下先生から許諾をいただいております)