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院長権限で購入させてもらっている "◯◯" に関するいくつかの雑誌を熟読していつ "◯◯ マニアクイズ" に出場することになってもある程度は答えられるように勉強しています。

[2025.05.13]

現在 22:03。現在 NHK-BS で院長 "推し" の試合を観戦しております。阪神戦です。本日は今年唯一の新潟開催で横浜と戦っております。ついさっき、0-1 で負けており、4 番サトテル、5 番大山が凡退。「今日は負けかぁ・・・」と諦めかけていましたが、高卒プロ 5 年目で本日プロ初ショートスタメンの高寺選手が起死回生の同点ホームラン。現在延長 12 回となったところでこのブログを書いております。もう表の攻撃が終わって阪神の勝ちはなくなりましたが。

さて、当院の待合室には 2 つのディスプレイがあり、左は院長自作の動画を流しています。また右は主に NHK など地上波を流しております。ただ、デジタルも好きですがアナログも愛する院長が看護師チームにお願いしているのが雑誌や絵本などの紙ベースの媒体です。高齢の患者さんがやや多いですが、お子さんや若い方も来院されますのでいろいろなジャンルのものを置くようにしています。

そのなかで「見つけたらなるべく買っておいてねー」とお願いしているのが阪神タイガース関連の雑誌です。

生まれてから一度も浮気せずに阪神ファンを続けており、5 歳の頃には掛布選手が好き、みたいなことをおばあちゃんに言っていたらしいのでもうファン歴は 43 年になります。8 歳のときに真弓・バース・掛布・岡田の超強力打線で日本一になった頃から 1992 年の 2 位を除いて長く苦しい暗黒時代を耐え抜き、星野監督が立て直し、岡田監督が築き上げた常勝チーム(といってもなかなか優勝できないのが阪神の可愛いトコロなのですが)を、近年は頼もしくみています。

よく「阪神ファンの応援は度を超えている」「宗教みたい」などといわれることがあります。暗黒時代は阪神が 1 勝するだけで泣きながら六甲おろしを唄い、何年最下位が続いても「阪神が好きやねん」と胸を張る姿は、単なる野球ファンの域を超えて、ある種の「生き様」なのかもしれません。

そして、阪神ファンの多くに共通するのが、「弱きを助け、強きをくじく」という精神性です。これは関東に対する関西の「義侠心」や「お笑い文化(辛いことがあっても笑い飛ばす明るさ)」にも通じるもので、社会の中で抑圧されがちな存在に寄り添い、権威や強者にはユーモアや皮肉をもって挑む、もしかするとそんな気風なのかもしれません。

この精神がもっともよく表れるのは、「読売キライ」の感情かもしれません。東京を象徴する球団・読売ジャイアンツは、長らく資金力と人気を背景にプロ野球界の頂点に君臨してきました。そこに対して、阪神ファンは「関西魂」で対抗する。勝てば大騒ぎ、負けても「しゃーない」と笑い飛ばす──この距離感は、まさに「強きをくじく」文化の一端でしょう。

医療という仕事もまた、「弱きを助け、強きをくじく」精神と深く関わっています。体調を崩し、不安を抱えた患者さんは、社会的には「弱者」の立場に置かれやすい。その人たちに手を差し伸べ、対等な目線で寄り添うのが医療者の仕事です。一方、医療の世界にも「強者」は存在します。それは、過剰な制度、非人間的な仕組み、時に理不尽な保険制度や権威主義的な医学界なのかもしれません。現場の医師や看護師、あるいは患者さんが置き去りにされてしまうようなシステムに対して、「おかしいものはおかしい」と声を上げるのも、医療に携わる者の責任なのです。

上でも述べたように、阪神ファンはしばしば「喜怒哀楽が激しい」「ちょっとしたことに熱くなる」ところがあります。これは、患者さん一人ひとりに対しても、深い感情移入ができる医療者の資質とも通じるのではないかと勝手に考えております。患者さんと一緒に喜び、ときに励ます──そんな感情のやりとりの中に、医療者として大事な気質があるように、開業して(往診等をするようになり、より深く患者さんの生活に関わるようになって)から一層感じます。

加えて、阪神ファンには “自虐的ユーモア” が根付いています。「また負けたで〜」「この継投、どう見てもアカンやろ!」とボヤきながらも、どこか笑いに昇華する。それは、病院の中での “笑顔” や “冗談” にも似ています。院長もよく「目が細い」「髪の毛が天然パーマで最近ちょっと薄くなってきたこと」「痔で苦しんだことがあること」などをよくネタにさせていただいておりますが、このなかによく「弱くても阪神ファンなんですぅ〜」みたいなセリフもあります。真剣な日々の診療のなかでも、ふとしたユーモアが患者や家族の緊張をほどくことがあればと思って。

「弱きを助ける」とは、単に治療を施すだけではありません。心に寄り添い、不安を和らげ、患者の尊厳を守るという、もっと根源的な “人間性へのケア” を含んでいます。そして「強きをくじく」とは、形式や権威に従うだけでなく、医療の原点を見失わないように、時に制度や通念と対峙するという姿勢でもあります。

だから私は、阪神タイガースファンであることを誇りに思いますし、同時に医療に携わる者として、この精神を忘れずにいようと思います。院長が小学生の頃、読売戦ばかり中継されていたので、関東での阪神ファンはまるで江戸時代の隠れキリシタンのように息を殺して生息していましたが、現在は以前より阪神が強くなってきたおかげでだいぶ市民権が得られてきました。来院されている患者さんのなかで阪神ファンの方を何人か把握しておりますが是非ほかにもいらっしゃいましたらお声がけください。一緒にタテジマを盛り上げましょう(^o^)

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