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選ぶよりも選ばれろよ

[2024.04.18]

クリニックを運営して 1 年が経ちました。日々来院してくださるたくさんの患者さん、診療をともに行うスタッフ、生活を支えてくれる家族、ときどき会ってリラックスできる友人など、多くのひとに支えられて院長は毎日を過ごしております。

そんななか、月曜日以外に毎晩必ずブラウズするサイトがあります。それは阪神タイガースの公式ウェブサイトです。

本心を言えば全試合リアルタイムで試合を視聴したいのですが、とてもその時間は取れないので、結果と概略だけサイトで確認し、一喜一憂しています。最近は全く打てないのになぜかそこそこ勝っており、改めて阪神の投手陣の素晴らしさを実感しております。

そんな院長が愛する阪神タイガースで最も好きな歴代監督は誰か?と言われれば間違いなく「野村克也さん」と答えます。院長が高校時代に長期政権の真っ只中で「ID 野球」を駆使して万年 B クラスのイメージだったヤクルトを強豪チームに育て上げた名将。阪神在任中はすべて最下位だったとはいえ、タイガースに新しい考えを植え付けようと努力してくれました。野村監督退任後 2003-2023 年の 21 年で最下位はたった 1 回、B クラスも 6 回のみ、というのは彼の指導のおかげであると思います。

そんな野村監督が 2008 年に出した著書『あぁ、阪神タイガース』のなかに院長の好きな言葉があります。

「人間の評価は他人が決める」。

ときどき「自分の人生は自分で決める」的な発言を聞きますが、本当にそうでしょうか?

どんな職業もひとに選んでもらえなければ輝くことはできません。われわれも、どんなに綺麗なクリニックを建てても素晴らしい機器を導入しても、優秀なスタッフを揃えても、結局そこで診療する医師が患者さんに選ばれないとどうしようもないわけです。「◯◯をする」と決心し、始めるまでは自分の裁量でできますが、それを続けていくには自分以外の他者に選ばれることが必須です。

卑屈になって言いなりになる、ということではなく、患者さんに適正に評価されること(これは良い評価・悪い評価いずれも含まれます)を当院の院長をはじめスタッフは望んでいます。是非ご意見を頂ければ幸いです。Google レビューもありがたいのですが、どなたが書いているかわかりづらく、昨今お金を払ってよい口コミを増やすようなビジネスもあると聞きます。やはり当院を実際に受診された患者さんに評価いただきたいので、患者さんが要望や意見を自由に書いて投稿できるような URL を QR コードにして GW 明けくらいまでに掲示できるよう調整したいと思います。よかったことはもちろん、嫌だったことなどネガティブなこともふくめてご意見を頂ければ幸いです。

タイトルは院長が大学時代に 20 回以上ライブに行った今でもよく聴く日本のバンド、スーパーカーの "Skyphone Speaker" の歌詞に出てくる大好きなフレーズです。選ぶのは誰でもできますが、選ばれるのには努力や工夫が必要です。今後も「選ばれる医師・選ばれる秦野北クリニック」であり続けられるよう精進してまいります。

 

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