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漢方の「証」

[2023.06.08]

西洋医学におけるいわゆる診断名・病名が漢方における「証」にあたります(厳密にイコールではありませんが)。

この証、同じ患者さんでも日付がかわればすぐに異なることもあれば、慢性的な疾患をお持ちの方(高血圧などの生活習慣病で食事・運動・投薬でコントロール良好な方など)は一定しているときもあります。

自分も少し前に体調がよくなかったとき、これまでは麻黄附子細辛湯という漢方薬がよく効いたたのですが、そのときは肩や首のこわばりを感じたのでそれではなく葛根湯エキスを内服してみました。
すると「ジワーッと熱が出てスーッと熱が引く」という、風邪のひき始めとしては理想的な治り方をしました。

漢方治療で当院にかかってくれている患者さん、院長は体調や体格、年齢性別身体所見など様々なことを考慮して漢方の処方薬を決めております。「初診でも医者が自分の症状に合ったドンピシャの漢方を言い当ててくれる!」というのはなかなか難しいので「現在の病態にあった漢方を一緒に考えていく」という感じでともに病気と向き合ってまいりましょう!

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