院長ブログ
当院は帯状疱疹ワクチン接種を推奨しています
(2024.02.27更新)
帯状疱疹の患者さんが増えています。
当院のような泌尿器科・内科クリニックでも増えているので、おそらく皮膚科ではさらに大きな増加率かと予想します。
子どものころ、水痘、いわゆる「水ぼうそう」になった… ▼続きを読む
◯◯◯ になって 24 年になりました
(2024.02.26更新)
院長は ◯◯◯ 歴 24 年目です。
・・・さて、◯◯◯ に入るのはなんでしょうか。冬が終わる頃から始まってゴールデンウィークまで続く季節性の疾患です。
そう。現在ツライ時期を過ごしている方も多い… ▼続きを読む
院長の書評その 10: 北杜夫先生『夜と霧の隅で』ー
(2024.02.25更新)
どくとるマンボウこと、北杜夫先生による第 43 回 芥川賞受賞作品です。北杜夫先生は父親が斎藤茂吉先生、兄が斎藤茂太先生で、親子 3 名すべて医師かつ文学者という一族に生まれた方です。一家の様子は『楡… ▼続きを読む
前立腺がん市民公開講座で東海大学 小路先生の講演を拝聴いたしました
(2024.02.24更新)
前立腺がん、2001 年に院長が医師になったときは 1. 高齢者に多い 2. 手術症例よりも進行例が多い 3. 骨盤内臓器のため視野が悪く、出血を含めた合併症が多い 4. 転移例にホルモン治療を行うも… ▼続きを読む
院長の書評その 9: 久坂部羊先生『破裂』ー 社会の高齢化に対して処方箋は必要なのか
(2024.02.23更新)
WHO の定義(65 歳以上の人口が 21% を超える)によると日本は超高齢社会であり、その高齢化率は世界一と言われています。このような社会の風潮が、「人間らしく生きることよりも、人間らしく死ぬために… ▼続きを読む
院長の書評その 8: 帚木蓬生先生『閉鎖病棟』ー 医師であっても身体科診療担当者には新鮮なストーリーの数々
(2024.02.22更新)
「身体科」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これはヒトの心を診療対象とする「精神科」に対して、それ以外の診療科、すなわちヒトの「からだ」を対象とする診療科のことです。すなわち基本的に精神科・心療… ▼続きを読む
院長の書評その 7: Dr. マイケル・クライトン『Five Patients』ー ドラマ『ER』の元ネタ
(2024.02.21更新)
20 世紀米国で最も成功した作家の一人である Dr. マイケル・クライトンの代表作として『ER』があります。救急救命室のリアルを描き、90 年代日本でも大ヒットしました。
2023/12/10 のブ… ▼続きを読む
院長の書評その 6:南 杏子 先生『サイレント・ブレス』ー 終末期・在宅医療は医療の「影」ではない
(2024.02.20更新)
本作品は主人公の 10 年目医師である水戸倫子が、新宿の高度医療機関である大学病院から在宅医療専門施設である「むさし訪問クリニック」への異動を命じられるところから始まります。
一般的に言って、医療の… ▼続きを読む
院長の書評その 5:藤ノ木 優 先生『明日の名医-伊豆中周産期センター』ー 医師あるあるが随所に
(2024.02.19更新)
著者の藤ノ木優先生は 2006 年に順天堂大学を卒業し、産婦人科を専攻された医師です。
とにかくこの作品中は「医師あるある」がちりばめられており、医療従事者が読むと面白さが倍増します。
いくつか例… ▼続きを読む
院長の書評その 4:『高瀬舟』ーユウタナジイを考える
(2024.02.18更新)
文学者として、また医師として、いずれにおいても頂点まで上り詰めた天才・森鴎外先生が亡くなる 6 年前に発表した『高瀬舟』。院長の高校時代には教科書に載っていましたし、医… ▼続きを読む